志望校決定で、学校と塾の考えが異なった場合(高校受験)

これから中3生は、県立高校の志望校決定の三者面談が中学校で始まりますね。そのときに、塾で言われていることよりも学校の先生から言われることのほうが厳しいことがよくあるのではないかと思います。

はたして、保護者のみなさんはそのような場合、どちらの言うことを信じますか?

受験のプロは塾だし、塾のほうが、丁寧だし、話がよく分かってくれるといった印象をもたれる方が多いのではないかと思います。しかし、以下の事実があります。

 

1 県立高校は、内申対入試点数は、3対7です。入試の比率の方が倍以上、ありますが、入試の点数を大きく伸ばしてライバルに差をつけるのは、なかなか現実的には、難しく、入試の得点では、あまり差がつかないことが多くあります。このときは、やはり最終的に内申で勝負が決まることが多いです。ところで内申は、通知表の評価がベースになりますが、そのままとは限りません。学校によっては学内調整があるでしょう。すると本当の内申の評価を知っているのは学校の先生のみであり、塾の先生は知る手段がありません。特記事項も然りです。

 

2 学校は基本的には、不合格者を少なくしたいというスタンスが多いかと思います。しかし、塾は、実績づくりが、経営上の至上命令になります。(特に上野丘、舞鶴)その為、上野丘D判定の子どもにも頑張ればもう少しで届くといった激励を言うことが多い傾向にあると思われます。勿論、様々な塾があり、方針も千差万別なので断定はできませんが。

 

以上のことを考えると、やはり、内申の真実を知ってアドバイスする学校の先生の言うことを受け止めるほうが、安全性が高いし、現実的と言えるでしょう。しかし、どうしても、子どもさんがチャレンジしたいとの気持ちが強ければ、滑り止め校を確実い確保したうえで、思い切って、当初の志望校に、学校の先生が反対しても挑戦していく選択肢もあるでしょう。このようなケースの場合、入試前日まで実力が伸びるケースもあります。

 

 

OEC 個人指導塾 下垣 明

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