大分市塾業界の不思議な言葉

塾業界のパンフレット等で普通に使われている言葉で、不思議なことが何点かあるのであげてみます。塾業界以外の他の業界や保護者の立場から見ればきっと不思議に感じるのではないでしょうか?

1プロ講師

 よく学生アルバイトではなくて、「プロ講師」という言葉が塾のパンフレット等に使われています。恐らく、塾側は、学生バイトに対して、専任の講師を区別してアピールしたいのでしょう。しかし、プロの反対語はアマチュア、仕事の対価としてお金を頂いているのであれば、全てプロ講師ではないでしょうか?したがって学生バイトもプロ講師ではないでしょうか?さらに、学生だから一律にすべて専任講師に劣るとは断定できないでしょう。凄く、情熱的に授業をする学生バイトもいるし、専任講師の肩書が泣くような授業しかできない人もいるのが現実ではないでしょうか?塾講師は、完全実力主義の世界です。学校の教員のように教員免許や採用試験といった担保が何も必要とされないのですから。

2 「成績が上がらないと塾でない」

この言葉もよく使われています。同一人物を塾にいかないパターンと塾に通ったパターンで比較することはできないので、主観的な判断によるしかないのでしょう。生徒本人が塾にきて、勉強法が掴めて、確かに成績が上がったと実感をもてれば、確かに上がったことになると思います。その場合、順位は沢山の実力テストや期末テストをする場合に、一本調子で伸びていくとは不思議な感じがします。いい時もあれば、悪いときもあり、しかし、全体的にみれば、あがっていると感じられるというのが成績が伸びたという実態ではないでしょうか?

 

3実績数

塾の実力を示すのに上野丘、舞鶴等は大切な実績数になるのでしょう。しかし複数の塾に通った場合やほんの少しだけ利用した場合等様々な場合があるでしょう。受験生の立場からすれば、塾はあくまで、自分を成長させる為の一手段に過ぎません。

 

そして、合格者がいれば、必ず不合格者もいます。例えば、A塾は、受講生100人のうちに50人合格させたとします。B塾は受講生50人のうちに40人合格させたとします。この場合も数だけの比較でA塾が優れていると言えるでしょうか?

4 塾の教員

とある塾のパンフレットに塾の教員紹介というのがありました。教員とは、学校の教師を言う言葉ではないでしょうか?塾は、あくまで、講師なのではないでしょうか?

 

5 学校教師と塾講師の教える力の比較

 学校の教師は、塾講師と違い、教員免許を必ずもち、正規な教員は県の採用試験に合格しています。しかし、塾講師には、何も担保するものがありません。しかし、教える力は、学校の教師より遙に優れた人もいます。生活指導等の雑務に惑わせらないのと塾講師は、完全な実力主義の世界で、下手な教え方をしてたら、直ぐに生徒に見捨てられてしまいます。そういう意味で、私は、高校、大学、予備校と俯瞰してみて、教える技術の最高の先生と予備校で出会いました。しかし、塾講師の教える技術はピンキリで、個人の裁量に大きく依存しています。昔、テキストは駿台、講師は代々木ゼミナールと言われていました。まさにその通りで、私は、駿台の午前部コースでしたが、代々木ゼミナールの名物教師の授業をいつも聞いていました