上野丘高校を目指す人へのメッセージ2 『東京散歩』

上野丘高校を目指す人の多くは、志がある人が多いと思います。その人の中には、東京に出て、大手企業や外資企業の総合職を目指して、グローバルな規模で、ビジネスに挑みたい人もいるでしょう。でも、その前に東京の大学に進学したい人もいるでしょう。

いずれ東京で仕事をしたり、大学で学んだりしたい人と共に、東京散歩をご案内したいと思います。

○大手町界隈

東京駅を出て皇居方面の出口に出ますと、ビジネス街が広がっています。日本を代表する会社の本社ビル郡の塊がギュッとつまっています。銀行、商社、証券、保険、メーカー、等々、業種は様々です。東京駅から出て、皇居の方面に行き、気まぐれに、ビルの谷間の歩道を歩くと、日本の今まで登ってきた経済の坂道を体感できるかもしれません。歩道は、意外と木々もあり、しゃれた喫茶店のような店もあります。私は、大昔、全銀協ビル、みずほ銀行本店に打ち合わせによく行きました。帰りにパレスホテルによって、よく珈琲を飲んでいました。建物は、綺麗で、巨大ですが、人間ジャングルの街です。

○神保町
私の勤めている銀行は、千鳥ヶ淵の傍の九段下にありました。そこから歩いて10分のところに神保町という本屋の集まった街がありました。三省堂の本店、書泉グランデという大きな本屋のほかは、無数の小さな古本屋の街です。近くに明治大学専修大学日本大学があり、学生の街でもありました。珈琲の店やB級グルメの店も沢山ありました。大手町とは、対照的な、カオスの街でした。

○六本木
私が20代によく遊びにいった街です。
ビットインという小さなスペースで山下達朗、竹内まりあ、大貫妙子EPO、といった歌手が目の前の距離で、練習用に使っていました。あと、クライマックスというディスコがあり、よく踊りにいきました。シシリアという安いイタリアレストランがありました。地下にそのレストランは、ありましたが、壁には、無数の落書きがありました。夜中の2時くらいがいちばん混んでいました。バジリコとアンチョビは、とても上手いです。この店今でもあります。よく、芸能人を見かけました。

○新宿
歌舞伎町は、巨大な歓楽街でディスコによくいきました。線路を隔てて、都庁等がある高層ビル群がありました。50階くらいの高さからみる東京らの夜景は、とても綺麗でした。

○自由が丘
渋谷から、東横線に乗って10分くらいで、自由が丘に着きます。私は、この街の傍で育ちました。ケーキの専門店が沢山あります。その中で、黒柳徹子さんのとっとちゃん時代からあるモンブランは、大変美味しいケーキ屋さんです。日本ではじめて、モンブランのケーキをつくりました。甘くても決してくどくならずに、軽くて、後味のよい甘さでした。甘さを美味しいと感じるには、大変なことです。レピドールという洋酒を混ぜた宝石のようなケーキも美味しいです。私は、50年間、ケーキ、珈琲、紅茶の本物の味を求めて、自由が丘の街で様々な店で、食べ歩きをしました。イギリスの本場のホットティーをだすムラや、ストレート珈琲の店、コリアスは、芸術的な味でした。
特にコリアスの店主青柳さんは、イギリスの王室から、ブレンダーの特別な資格を貰っていました。東工大の先生でもありましてが、敬虔なクリスチャンでもありました。クリスマスの日は、店内のお客様の数だけロウソクをたてました。

東京のことは、観光の本に書いてあることは、みたこたがありませんが、ひと言でいえば、文化だと思います。大学受験もある意味、文化なのです。学校は、上位の学校になるほど、テストもなく、宿題もなく、自主独立が求められます。


完全個人指導塾 OEC 下垣 明
連絡先 08067134143
大分市松が丘二丁目28ー7