上野丘高校を目指す人へのメッセージ3 『東京での中学受験の塾事情』

上野丘高校は、大分県では、偏差値71の高校ですから、勉強では、トップの高校です。だからこそ、私立中高一貫校の中学受験の東京での実情について目を向けてもいいかもしれません。


○中学受験
東京の杉並や中野等の文教地区では、2人に1人以上が中学受験をします。他の地域でも3人に1人以上が中学受験します。

まず、小学SAPIXでは、2年生のときから入塾する生徒が多いと聞きます。5年から6年にかけては、猛烈なプリントの嵐になり、保護者は、ファイリングに追われるようになるようです。普段の勉強時間は、最低でも5時間と聞きます。土日は、10時間以上になるようです。小学SAPIXの実績は、抜群で、開成、麻布、桜陰、筑波大駒場は、首位の成績です。

次に四谷大塚です。予習シリーズというこの塾のテキストは、全国的に有名です。5年生までに6年生までのことを全て学びます。学校の教科書に比較すると比べ物にならないくらいレベルは、高いです。しかし、小学SAPIXに比較すれば、かなり、穏やかです。開成、麻布、筑波大駒場の合格者は、相当数いますが、小学SAPIXの半分程度になります。

四谷大塚お茶の水本校には、開成特別クラスが、2クラスあります。各クラス25名ずつですが、成績によってクラス分けされています。上位のクラスから開成には、約半数、合格します。下位のクラスは、5名くらいしか合格しません。開成特別クラスは、全四谷大塚の中でも最優秀な子どものクラスです。筑波大駒場は、上位クラスの子どもの中から5名程度、合格します。まぐれ当たりはありません。

○中学入試問題
筑波大駒場の入試の算数は、公立高校の入試問題よりも遥かに本質的に深い問題です。大学生も筑波大駒場や開成の算数の問題を解ける人は、凄く少ないです。
国語についても、筑波大駒場中学の入試問題は、大分県立問題よりも問題文も高度ですし、問いも深い読みを要求しています。
開成、麻布、灘、東大寺、西大和、久留米大付設、ラサール、栄光、桜陰、等々、私立中学の入試問題のレベルは極めて高く、中学入試問題自体が、公立高校入試問題を越えています。

○東大合格者ベスト10
今年も圧倒的に中高一貫校かま強く、都立日比谷と県立翠嵐がかろうじて、ベスト10jに入りました。
今まで、公立高校が、東大ベスト10に入ることは、困難でした。東大受験は圧倒的に中高一貫校が強いです。国立医学部も同様です。
ある意味、既に中学入学時点にて、公立高校入試を越えている科目もあるので、自明な結果です。


大分県にいると首都圏の中高一貫校のことは、全く興味が涌かないかもしれません。
しかし、東大、京大、国立医学部、早慶を受験するときに、最大のライバルは、私立の中高一貫校の生徒です。中学課程は、遅くとも、中学2年までに終了して、高校2年までに全過程を終了します。高校3年は、全面的に大学受験に特化しています。
部活は、高校2年の秋には、引退です。

中高一貫校のカリキュラムをよく理解して、それに対応できる対策を打つのが大切です。
先取り学習、十分な勉強時間確保、戦略的な学習、アウトプットを重視した学習、将来を見据えた学びへのモチベーションアップです。

完全個人指導塾OEC 下垣 明
連絡先 08067134143

大分市松が丘二丁目28ー7