「大分県立高校B推薦」をどのように考えたらいいこでしょうか?
志願するメリット、デメリット、リスクについて考えてみたいと思います。
学校の先生や塾では、概して消極的な発言が多いのではないでしょうか?
私は、確かに制度としては、公平性や客観性の面から、改善の余地は大きいものの、現制度として存在する以上、積極的に利用すべきではないかと思います。
部活、生徒会等頑張った実績があり、志望校に入学したいという熱意があるのならば、本制度を利用して志願すべきと考えます。
学校の先生が、なぜ、積極的に本制度をすすめない理由は、次のような点にあると思います。
1 一般入試は、入学試験や内申によるので、学校が、確かなエビデンスにより進学指導しやすい点があげられると思います。
一方、B推薦は個々の高校側のニーズにより合否が決まり、中学校では、確かなエビデンスがありません。高校からのオファーが唯一確かなエビデンスであり、これがあれば、ほとんど合格できるので、オファーかあるばあいは、中学校の先生は快く出願を認めてくれるはずです。
2 学校側は、B推薦のために、推薦書を作成したり、面接指導、小論文指導する必要があるので、ただでさえ忙しいのに大変な手間となります。
3 高校に入学後、学力面で不安感が拭いきれない。
しかし、しかし、現実にこの制度がある以上、利用しない手はありません。
受験生の最大のメリットは、B推薦で合格すれば、全て高校入試は、成功です。
受験生にとってのデメリットは、10時間程度の面接試験や小論文対策時間そして半日の入試日の時間損失のみです。
仮に落ちても、宝くじにたまたま外れて残念と忘れればいいだけです。受験生の学力に問題があるわけではありません。ただ、たまたま高校側のニーズと合わなかっただけです。
大前提として、普通に、一般入試対策をすることです。オプションとして、この制度を併用するのです。
この制度のみに賭けるのは、オファーを事前に高校からもらっている生徒以外は、無謀です。
宝くじを買う気分で、部活を頑張ったご褒美と思って気軽な気分で、この制度を活用することをおすすめ致します。
あくまでも、一般入試対策が基本であることを認識しておくことが大切だと思います。
しかし、もしも、この制度で合格したら高校入試は、成功でフィニッシュを迎えます。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
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