大分県立高校の普通科は、だいたいの学校では高校2年のときに理系か文系かを選択させているようです。
理系は、数学Ⅲまで履修する他、物理、化学を履修する必要があり、生徒の皆さんにとっては、文系に比べて負担が大きくなります。
そして2年生以降、理系から文系への転換は比較的容易ですが、その逆は難しいです。
文理選択は、何を基準にするのでしょうか?
数学が得意な人は、必然的に理系でしょうか?
理系は、工学部、理学部、医学部、薬学部、農学部あたりを指します。
確かに、数学を道具として使うこと後多いので高校数学Ⅲまでは、確かに必要でしょう。
しかし、文系でも特に経済学、商学部などは、データサイエンスやマクロ経済学や投資理論などは、高度な数学を道具として使います。
数学が得意か否かで、文理選択をするのは、決め手にはならないでしょう。これからは、文系でも、データサイエンスの時代、特に数学は、文系理系問わずに必要な道具です。
英語は、論文は日本語よりも英語で書くことも多いし、海外で仕事をする場合や外国人と仕事をする場合、文系、理系を問わずに必要です。
英語の得意か不得意も文理選択には、関係ないでしょう。
科目で言えば、物理、化学は、興味がもてるか又は理解できるかが、文理選択のひとつの要素になるかもしれません。工学部や理学部の場合、少なくとも高校レベルの理科の理解は、基本のキになるからです。高校の理科の理解が難しいと大学では、さらに困難な物理や化学が待ち受けていて、大学入学後、非常に苦労します。
私が最も注目したいのは、大学の就職戦線です、文系と理系では、大きく異なります。
文系は、エントリーシートをパソコンで送付して、spiのテストを受けます。ここで、大半が落ちます。大企業の場合特にそうです。
「学歴フィルター」は、大企業の総合職の場合、特に重要なファクターになります。
最低でもマーチや地方国立以上でないとこな壁は破れません。
そして最大の難関は、「面接」です。
文系の学生は、1年のときから、就職戦線を見つめて、ボランティアやサークル活動やインターンシップや短期留学など様々なメニューを体験していかに充実した学生生活を送ったかをアピールする必要があります。学歴フィルターを通り抜けた後には全く異なる視覚から、人間力のテストが行われます。
文系は、大学の授業は理系よりもはるかに楽です。東大の文Ⅱ、経済学部の学生は、ネコと呼ばれているそうです。
この暇な時間に、文系の学生は、自分を魅力ある人材に見せるための、努力をすることになります。人見知りやおとなしい人は、たとえ、誠実であったり、仕事のできる人であっても苦労するかもしれません。
理系は、メーカーの技術者や研究者が多いのですが、大学時代は、文系とは、比較にならないくらい勉強に追われます。高校のときよりもはるかに高度な授業、そして実験の連続。レポート作成も大変です。
しかし、就職は、大学の推薦によることか多く、学内ての推薦枠に入れれば、ほとんど合格します。文系の就職戦線よりもはるかに楽なように思います。人馴れしていない人も真面目に勉学に取り組めば、報われることが多いのが、理系の特徴ではないでしょうか?
私は、理科が好きかどうか、そして大学時代の過ごし方、就職戦線、等もかんがえながら文理選択をすることをおすすめしたいです。
文理選択に迷われている方は、下記にお問い合せください。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143