サッカーが嫌いな人は、サッカーをしなければいい。
絵を書くのが苦手な人は、絵を書かなければいい。
泳げない人は、泳がなければいい。
工作が嫌いな人は、工作しなければいい。
それでは、勉強が嫌いな人は、勉強しなくてもよいといいたいところですが、簡単にそう割り切れないところに悩みが生まれます。
勉強もサッカーや水泳や絵を描くことと同じであり、得手不得手が存在します。
勉強が不得手の人は、どうしたらよいか?
義務教育の内容、特に小学校の教科の内容、つまり「読み書きそろばん」は、どんな職業につこうとも必要なことが多いです。
ですから、小学校、中学校まで教科の中で将来、生きていくのに必要な内容は、時間をかけて、個人の理解に合わせて、学年を超越してじっくりやるといいでしょう。
漢字の読み書き、文章の読み方、分数、小数の計算、割合の理解等等。
しかし、高校より先は、抽象的な内容が多くなります。抽象的なことが多くなるとカバーする範囲は増えますが、理解は格段に難しくなります。
高校から先は、生徒が得意なことや興味のもてることやできそうなことの中から、つまり幅広い選択肢の中から、専門科目を選び、履修していくのがいいかと思います。
世の中の仕事を、みると高校の数学、物理、英語、世界史が分からなくても、ほとんど支障のない仕事が多いです。
電車やバスの運転、クレーン車運転、警察官、消防、行政職、配達員、建設工事、ケーキのパテシエ等等、世の中の大切な多くの仕事は、抽象的な高校以降の学習内容が理解できなくても、真面目に誠実に取り組めば、つとまります。
勉強がどうしても嫌いな生徒には、専門科目にたくさんの選択肢を提供してあげることだと思います。それが、将来の仕事に結びつくと幸せですが。
高校は普通科の他に、工業、商業、農業、芸術等の専門コースがあります。
私立高校は、かなり専門コースが充実してきました。公立高校もより一層専門コースを充実させる方向ガいいと思います。
普通科とは、大学進学をペースとしたものであり、勉強が不得意な子どもが進学するとかなり辛いものがあると思います。
やはり、人はみな、得手不得手があり、得意なものをみつける又は不得手なことは、できる限りタッチしないことが、いいのではと思います。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
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