大分県立高校入試の数学は、他県と比較してもかなり個性的といってもいいかと思います。
22年度の問題をみると正答率10%未満の問題が5問あります。しかも配点が3点と高い場合が多いです。そして、最も低い正答率が0.1%です。以下順に並べると0.4%、2.5%、6.0%、6.4%になります。
つまり県立入試の数学を8割以上得点するには、正答率の低い問題もいくつか得点する必要ガあります。
これらの問題を得点するには、学校の授業や宿題だけでは、到底不可能であり、塾の出番となります。
ところで、入試は、5教科の総合得点と内申で決まりますので、仮に上野丘高校を目指す場合であっても、県立数学入試の8割得点に固執する必要はないと思います。
しかし、数学の難問に挑戦するのは、ロマンがあります。大学入試でも、東大の数学を解くのがロマンであるように。
大分県の難問は、出題分野がほぼ、決まっています。二次関数や1次関数の応用問題そしてそして、円等に絡めた相似の難問です。
過去問を15年分くらい研究すると大分の癖や主張が見えてきます。それを生徒に身体で覚えさせて、類題や過去問を解きまくって、計算力をつけるのです。
参考書は、「塾技、100」「入試によく出る数学 合格への201」「数学最強技 120」等がいいでしょう。
難関大学入試のリハーサルと思って楽しみながらやるといいのではないでしょうか?
あと、正解率0.1%や0.4%の問題は、計算が大変複雑ですし、捨て問として捉えるほうが、現実的でしょう。限られた50分の時間内のゲームなので、難問を見抜き、潔く捨てるという決断も大切と思います。
あと最も大切なことは、計算ミスをしないことです。易しい問題を落とさないことです。
難問が解けても易しい問題を散発的に落としていれば、全く意味がありません。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143