日本国を担っている義務教育の役割

日本国は、バブル崩壊後、失われた30年とよく言われるように、生産性も一人あたりのGDPも低迷して、先進国の中でも、経済指標は、劣等生の状況です。

 

高度成長期のような世の中の活気は、再び戻ってくるのでしょうか?

 

アメリカ社会には、GAFAのような巨大なIT産業が誕生する素地がありますが、日本では、超エリートや異才を生む教育環境に乏しく、新しい企業や産業が生まれるのは、難しいでしょう。

 

しかし、日本の社会は、社会インフラ整備が充実しています。安全であり、安心して生活できる社会です。バスや電車はきちんと時間通りに来るし、電気ガス水道は、整っているし、社会制度も何とか機能しています。失業率も高くありません。

 

このような社会をつくる基盤になっているのが義務教育制度でしょう。

 

国民の民度が高いのは、やはり義務教育が、大きな役割を果たしているのではないでしょうか?

 

「読み書きそろばん」は、学校で学ぶ大切なことですが、これは、教科の面です。

 

他者への思いやり、礼儀、勤勉、誠実、良心、秩序、等等、社会人としての生きていくための礎が、学校行事や日々の学校生活の中で、学校という場を通して、友達や先生といった他者に、揉まれて、つくられていくのだと思います。

 

学校の役割の最も大切なことは、「人は人に揉まれて人になる」という場を提供することだと思います。

 

日本国の良さ、それは、色々課題はありますが、大枠では、義務教育制度がその一旦を担っているのだと思います。

 

完全個人指導塾  OEC        下垣 明

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