公立トップ高校を目指す生徒を指導する講師自身が公立トップ高校出身であるとどのような面で利点があるか?

塾講師が公立トップ高校を狙う生徒を指導する場合には、下記1から5まで所謂秘伝があります。この秘伝を伝えるには、講師自身が公立トップ高校の出身である場合のほうが実体験に即してノウハウが伝えられるので以下のような利点があるものと思います。

 

1 公立トップ高校と二番手校の入試の  ボーダーラインの差はそれほど大きくありませんが、受験生自身にとってのプレッシャーがとても大きいです。例えば上野丘高校 240点とすると舞鶴高校は230点かもしれません。その差は、僅か10点かと思われるかも知れませんが、この10点の重みは実際に体験した人でないと分かりません。理由は、正答率の低い問題(特に数学)をさらに得点しないといけないという事ですが、生徒の心的な圧迫感を講師も共感することが必要かと思います。

 

2 公立トップ高校ともなると並外れた能力を持つ生徒が散見されます。例えば数学に並外れた能力を持った生徒に講師が遭遇した場合に、生徒のモチベーションを高めるために塾のテキスト以外に個別に先取り学習や探求学習のメニューも用意しないといけません。この場合、公立トップ校の出身者であれば、実体験で並外れた能力をもつ生徒と遭遇していますので、その時のイメージが蘇ってきますので、対応もイメージしやすいと思います。 

 

3 出身中学では、首位の成績を取っていても公立トップ高校の生徒の母集団では、中位や下位になる生徒の精神的な安定感を維持するにはどのような声掛け、励ましをするかといったことは、講師自身の実体験をもとにするのが一番当を得ていると思われます。

 

4 公立トップ高校の生徒は、将来のキャリアについて志を抱いている生徒が多くいます。将来の夢抱くキャリアを実現する具体的なプロセスについての示唆や生徒の持味から可能性のあるキャリアを提案してもいいかと思います。公立トップ高校の生徒の学習のモチベーションを上げるには、時にキャリア教育も実施していくことです。講師自身が公立トップ高校の出身であれば、実体験から具体的な提案もしやすいと思います。

 

5 公立トップ高校の生徒は、難関大学を目指す場合には、私立中高一貫校の生徒が最大のライバルになり得ます。この場合、生徒自身には、見えないライバルです。しかし、大学受験の時点では、最強のライバルです。高校2年までに高校全課程を終了して1年間は受験勉強のみに特化しているからです。このあたりの情報を公立トップ高校を卒業して難関大学へ進学した講師は痛いほど持っています。この情報は、今後の公立トップ高校の生徒にとって必要です。

 

 

完全個人指導j塾  OEC   下垣 明

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