高校一年の段階から文系か理系を決めないといけないって本当?

やっと高校入試を終えて、晴れて高校一年生になって、まだ一年もたたないうちに、文系、理系を決めるように普通科の場合、学校側から言われるようです

 

文系と理系どちらかを決めるには、将来の就きたい職業やどこで仕事したいのか(大分、東京、世界)専門職か事務職か等々、色々なことを調べて、生徒の持ち味に最適な将来の職業に繋がる大学の学部の研究をする必要があります。

 

数学、理科が得意だから理科系、英語が得意だから文系、数学が嫌いだから文系、大学生活をエンジョイしたいから文系、なんて、こんな感じて決めたら、後から本当に困ることになります

 

例えば、凄く成績のいい人が成績がいいという理由でだけで医学部を受験したとして、実際にめでたく大学の医学部に入学しても、病人に接したり血をみるのが苦手の人ですと直ぐにもうやっていけないということになります。

 

私の出身高校は公立高校ですが、当時、文系や理系に分けることはありませんでした。全て各自が自由に科目選択していました。受験間際まで私は、文系か理系か悩みました。私立は文系(早大政経上智外国語)国立は理系(東大理一、横国工)を受験しました。高校では、数Ⅲは取らずに、社会の日本史、世界史、倫社、政経、地理といったように社会を中心に選択科目を取りました。私は数Ⅲは、学校の授業ではなくて、独学しました。逆に文系なのに数学や理科を中心に科目選択する人もいました。又当時、国立文系に進学した人(東大、一橋、京大、等々)は、ほとんどの人が、週6時間ある数Ⅲをとっていました。物理、化学も高校の授業内容は文系も理系も違いはありませんでした。

 

リベラルアーツとして、文系も数Ⅲをとっていいと思います。理系も社会をある程度学んでもいいと思います。

 

1年の時に、文系と選択したら、もう、2年又は3年の時に理系に転換したいといっても、現在の大分県の県立高校では不可能です。これは、私には、あまりにも窮屈なシステムのように思います。

 

生徒には、長い一生の将来の仕事に繋がることを選ぶのであれば、もっと柔軟に融通のある制度にしてほしいです

 

2年生、3年生で、文系から理系に変わりたい人がいたら、当塾に是非、相談して下さい。数Ⅲ、物理、化学は一番初めの基礎から、丸ごと指導します。

 

OEC 個人指導塾 下垣 明

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