学生塾講師のメリットとデメリット

一般に塾では、学生塾講師がプロ塾講師に比較して、特に個別指導の場合、圧倒的に多いです。

学生塾講師のメリットとデメリットについて考察してみます。

メリットから考えてみます。

1 何と言ってと講師が、学生であれば、生徒との
歳も近くて、お互い親近感をもつことができます。
その為に、個人差は、ありますが、比較的、コミュ
ニケーションを取りやすい傾向にあります。

2 学生は、自分自身が中学生の時の実体験に基づいた
指導がしやすいです。現在の中学や高校の状況の記
憶も新しいので、生徒の置かれた学校の環境をよく
理解しています。


デメリットを次に考えてみます。
1 学生の所属している大学によって、個々の学生の
学力の違いが大きいことです。私立大学の多くは、
一般入試は、極めて少なく、ほとんどは、AOや
推薦で入学します。従って、学力試験を課されない
で大学に入学した学生の学力は、極めて低い
傾向が多く、質の高い学びの指導は、全く期待出来
ないことが多いです。

2 仮に大分大学の医学部の学生のように高い学力の
あるケースを想定してみましょう。
教える為のベースとなる学力があることは、絶対に
必要なことです。
しかし、高い学力を持っているだけの学生は、目の
前の指導すべき子どもが、つまずいている事実を認
識出きないことが多いです。学力優秀な学生は、自
分自身の勉強に対する実体験をベースにしてしまう
とほとんどの生徒のきめ細かい指導は、全くできな
くなります。勉強に苦戦している生徒に寄り添って
、忍耐 強く教えるスキルこそが、塾講師に求められ
ているからです。



今の時代、大学生の多くは、塾講師のベースになる
学力は、大学全入時代の現在、学生全員には、期待
することは、明らかに困難です。

そして、仮に、高い学力を持った学生がいたとしても、その学生が、生徒に自分自身の経験則を捨て、
情熱と忍耐力をもって、教えることに喜びを見いだせる学生は、極めて限定的と思われます。


保護者は、学生講師の生徒を実際に教えている現場をみて、評価することは、現実的には、困難です。

学生講師がどのように教えているかは、ブラックボックスになってしまうのが現実です。

完全個人指導塾 OEC 下垣 明
連絡先 08067134143
大分市松が丘二丁目28の7