学びへのモチベーション、首都圏と地方の格差は何故?

子どもにいくら勉強しなさいと言ってもなかなかしません。中学生になって定期テストが近くなってもなかなかしないお子さんが多いのではないでしょうか?

 

自発的に中学生から勉強をするお子さんには、二つのタイプがあると思います。

1 地頭がよくて知的好奇心が高くて学ぶこと自体がおもしろい

  と思うお子さん

2 将来の職業へのプロセスが見渡せて、今学ぶことが必要であ 

  ることがよく理解しているお子さん

 

1は、潜在的にIQが高くて知的好奇心の高いお子さんですが、

 このタイプは、少数ですが、地方にも首都圏にもいます。

2は、医者の子どもは医者、教師の子どもは教師、公務員の子

 どもは公務員、というように親の職業を目指す場合には、学ぶ

 理由が子どもなりに理解できていて、学びへのモチベーション

 が高くなる傾向があると思われます。医者、教師、公務員等の

 専門職は、比較的、子どもにも分かりやすいので首都圏と

 地方の情報の差はあまりないと思われます。

 

日本は東京一極集中の状況です。首都圏でないとない仕事が

沢山あります。地方になくて首都圏にある仕事、それは、

グローバルで仕事をすることです。メガバンク、大手商社、

マスコミ、IT、大手ゼネコン、大手保険、国家公務員総合職、

等々の具体的な仕事の内容やイメージは、地方にずっと住んで

いるとほとんど情報は入りません。例えば、銀行業務でも地方

銀行とメガバンクでは、同じ銀行業でも投資銀行業務は、地方

銀行では、原則、できないようになっています。

つまり、地方の中学生には、保護者や親戚が首都圏の大手企業

に勤めている人がいない限り、生きた情報は入ってきません。

だから、将来の展望が開けなくて学びへのモチベーション

もあがりません。ある意味、当然です。

 

学校教育も上から指示されたことをまじめに忠実に実施する

ことは極めて大切なことですが、グローバルの世界で仕事を

する為の自主独立の気概や新たなるものに挑戦する気概を

削ぐような雰囲気が濃厚です。

 

当塾では、私自身の長年にわたる首都圏での銀行員やエンジニア

の実経験から、様々な中央での仕事の可能性を子どもに提示して

真の学びへのモチベーションを高めていきたいと考えています。

 

OEC 個人指導塾 下垣 明

連絡先 080-6713-4143