塾専用テキストの考察

一般には、塾に入ると 塾専用のテキストが配布されます。塾では、それにそって授業を行ったり、宿題を出したりします。

塾のテキストは、一般的に言って、分厚いです。
一見、立派そうに見えます。本屋さんでは、売っていません。何となく、価値のあるもののように思えてしまいます。実は、塾のテキストを編集する専門の業者があります。学校の問題集も専門の業者がいて、本屋さんでは購入できません。

塾のテキストも学校専用の問題集も本屋で購入できないという共通点があります。内容的には、重複する部份も多くあります。塾のテキストのほうが、量が圧倒的に多いてです。時々高度な問題が含まれることもあります。しかし、学校の問題集との重複も多いのが現実です。

部活動等で忙しい生徒にとって、学校の問題集と重複する部分は、塾の問題集は、やらずに、学校の問題集を徹底的に二度三度やったほうがはるかに効率的に身につきます。

学校では、宿題は出すものの、解説はほとんどしません。しかし、期末テストには、出題される可能性は高いです。

生徒に本当にアウトプットの面で点数アップに直結する学力をつけさせようとすれぱ、塾と学校の問題が重複する部分は、塾の問題集をするよりも学校の問題を二度三度するほうがはるかに効率的に生徒に身につきます。テストの点数は、俄然あがるでしょう。

学校の問題集にない高度な問題を行う場合は、本屋に売っている市販の参考書のなかから、選択して学習するほうがはるかに効率的です。

学校の問題集は、何度も使い倒し、足りない高度なものに限定して、市販の参考書のなかから、子どもの実情に一番マッチするものを選び、学習することが、一番よい方法と思います。

私は、学校の問題をアウトプット練習に使い、足りない部分は、市販の参考書で補充する方法を用いています。そのほうが、子どもの個々の実情に合わせたきめ細かい指導が可能になります。


あと、塾のテキストで思いだしたことがあります。
私が遥か昔、浪人生のときに、通っていた駿台予備校や代々木ゼミナールでは、講師の先生自らが、実際の講義を最も効果をあげる為に、予備校テキストは、講師自身の手作りでした。ですから、講義とテキストが見事に調和し、学習効果をあげたのです。

今の塾では、塾の先生自らがテキストをつくることなどあり得ません。



完全個人指導塾 OEC 下垣 明
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