県立高普通科の数学、英語の個別指導は成立するのか?

素朴な疑問があります。県立高普通科の英語、数学の個別指導は果たして実質的な効果をあげることができるのでしょうか?

 

高校受験と大学受験(大分大学以上)では、根本的に数学も英語も質も量も全然異なります。高校受験の時に中学で数学の成績5を取り、得意科目と思っていたのに、高校になってアッという間に分からなくなり不得意科目に転落することはよくあることです。

 

学校の補習にしろ、大分大学受験にしろ、2人または3人の個別指導は実質的に効果をあげることが難しいであろうと思われます、以下その理由です。

 

1 高校数学は、答えにたどりつくまでのプロセスこそが大切であり、解かせている時間に他の生徒をみる余裕はまずないでしょう。寧ろ、解かせているときこそ、傍で一緒に解くなりして、リアルタイムの指導が必要です。ですから、二人か三人を同時に指導する発想自体に無理があるでしょう。解き方の方針がたっても、式の変形でつまずけば、その細かい部分を論理的に掘り下げて説明しないといけません。単純に〇か×ではありません。又、つまづくところが、個々生徒により異なります。実効性のある指導は、完全個人指導でないとまずは、不可能です。

 

2 高校数学は数Ⅲ、数ⅡBになれば、内容も高度化します。教えきれる人は、最低限、大分大学以上の理工系か医学部の院生、卒業生に限定されるでしょう。果たして、そのような人材はどのくらい大分市にいらっしゃるのでしょうか?

 

3 共通テストにしろ、二次試験対策にしろ、教える方も相当な集中力をもって一つの問題に対応しないといけません。パラレルに複数の生徒を教えられる人はいるかもしれませんが、相当IQの高い人に限定されます。千人に1人とか。

 

県立高校で国立大学の一般受験を目指している生徒に実効性をもって教えられるのは、やはり完全個人指導しかないでしょう。

 

完全個人指導塾(OEC )      下垣 明

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