高3まで運動部の部活して東大に現役でいった生徒が財務省。

これは、ある上野丘の先生の言葉。

部活も3年までしっかりやり抜いて東大に現役で合格した生徒は、みんなの手本ですよと言っていました。部活動をきちんとできない生徒は、やはり受験勉強も徹底してやることができないみたいなことも言っていました。


高校の先生は、このような言い方をする先生が結構、多いのではないでしょうか?

確かに、高校3年まで、運動部で頑張り抜いて東大に現役でいく生徒は上野丘には毎年います。でも、3~5人位ではないでしょうか?

実はそのような人は、1000人に1人位いて、もともとのIQが非常に高くて、普通の人が一時間かかるところを10分で出きてしまうのです。

ですから、普通の人は、そのような言葉に惑わされてはいけません。

私の塾に3年の10月にいらした生徒さんがいました。能力的には、十分に九州大学に合格できる能力をもっていました。

しかし、10月まで運動部の部活動をしていたために、受験勉強の絶対時間数が根本的に不足していました。二次試験対策の時間が全く足りないのです。
部活動の合間に受験勉強をしていたようですが、完全に主客転倒の状況でした。


仕方なく、その生徒さんは大分大学理工学部に進学しました。ご本人は、研究者になりたいとの夢があったので、九州大学の大学院への学歴ロンダリングを薦めました。

大学や大手企業の研究者になるには、最低限でも、旧帝大の大学院まで出ていたほうがよいことをその生徒さんは、知りませんでした。部活動と学校の勉強をしっかりやり抜くことが大切と固く思っていました。

確かにそれもひとつの考え方です。

しかし、将来つきたい職業が国や大手企業や大学の研究者であれば、旧帝大以上の大学院まで出る必要があります。

生徒さんは、そのような情報をよく理解していませんでした。本来であれば、将来に志を持つ場合、特別にIQが高い人を除き、高校時代は、受験勉強を中心に据えないといけません。

何故なら、競争相手は、全国区であり、私立の中高一貫の生徒たちと戦わないといけないのです。首都圏の中高一貫校は、ほとんどが高2までに高3までの全過程を終了しています。

だからこそ、地方の普通の人で、将来、志を抱く人は、部活動は、ほどほどにして、受験勉強や先取り学習をして頑張らないといけないのです。

その辺りの事情を理解している先生や生徒が少ないので、本来は、九州大学にいける能力をもっていてもチャンスを逃してしまう生徒さんが大分には多くいるのでしょう。又は、チャンスを逃したという意識もない生徒さんも多くいるのでしょう。

残念というか何とも言えない気持ちになります。

完全個人指導塾 oec 下垣 明(しもがき あきら)

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