点数に繋がる記憶力の顕在化

私が中学生の頃、思考力はないものの記憶力だけは、めっぽう良かったと思います。

 

例えば、中学の英語の教科書は、当時は、現在と異なり、単純だったこともあり、3回ほど読むと、本文を暗唱できました。英語の単語の綴も見ただけで、書かなくても覚えることができました。

 

社会の教科書も3回読めば、教科書に載っている地図や資料も覚えることができました。

 

しかし、体育や技術や美術などの技能教科の中学の期末テストは、教科書を何度か読んでも全く記憶できませんでした。

 

何故なのか?当時は、あまり考えませんでしたが、最近、その理由を考えたりします。

 

体育は、私は全く不器用で、「運動神経が鈍いヤツ」といつも子どもからも、先生からも馬鹿にされていました。

 

技術家庭は、大の苦手で、針に糸を通すこともできないし、ブックエンド、文鎮、イス等 作品はひとつも作れませんでした。

 

体育と技術家庭は、私自身に酷いコンプレックスがありました。生理的に技能教科は受けつけなくなりました、

 

もしかしたら、それが原因で、心が無意識のうちに拒絶してしまい、定期テストのときも教科書の内容を記憶することができなかったのではないかと思います。

 

テストの点数をあげるのは、「理解」と「記憶」の有機的な連鎖の過程を積み重ねることが必要です。どんなテストでも、記憶は、必須です。

 

主要教科の中で、とうしても記憶できない科目があるとするとそれは、心の中で拒絶してしまっているのかもしれません。

 

その心の拒絶を解いてあげると、本来の記憶力が発揮できるかもしれません。

 

私は、主要教科の中で、どうしても古文だけは、文法や文学史を含め記憶することごできませんでした。

 

古文に根本的な興味が湧かなくて、心が、拒否したためかもしれません。

 

最近の子どもたちの中には、英語嫌いが増えましたが、英語は、将来役立たないし、興味もわかないといった理由で、すっかり心を閉じてしまった結果かもしれません。

 

記憶が点数アップに寄与するには、特に不得意科目の場合、記憶する前に、心が拒否していか否かを見定め、拒否している場合、まずは、その心の拒否を解くことからはじめないといけないかもしれません。

 

点数を上げるために、記憶力を顕在化するには、その科目に興味や必要性を深く理解し、心の中のの拒絶を解くことが必要と思います。

 

完全個人指導塾  OEC     下垣  明

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