大分県立高校入試の最低点は、公開されません。しかし、入試の現実は厳しくて、例えば、昨年の雄城台高校のように、209名の定員に対して、最終応募数は、309名であり、100名の受験生が、落ちることになります。県立高校ですから、ほとんどの受験生は、第一志望です。ですから、水増し合格もありません。つまり、現実的には、合格最低点は、確実に存在します。しかし、公表されていません。何故でしょうか?
東大の今年の理科一類の合格最低点は、303点です。久留米大附設高校の合格最低点は、273点です。
天下の東大も私立高校の難関校も合格最低点を公表しています。
入試は、人の人生を変えるかもしれない大イベントです。それも、合格最低点を出して、合否の線を引くためのイベントです。
公平性、客観性が要求されます。
大分県立高校入試のしくみは、入試得点と内申点の比率は、7対3です。
入試得点は公表されています。
内申点は、通知表の評点をルール通り計算して算出された数字がそのまま採用されているのはなくて、何かしらのフィルターが、かけられていると推測されます。
そのフィルターとは、校内調整又は学校間調整と推測されます。
もしも、合格最低点が公表されると、入試得点は、既に公表されていますので、逆算して内申点が算出することができます。
すると、通知表表の評点から算出した得点と逆算して算出した内申点を比べることができます。この両者が合致していれば、問題ありませんが、もしも、差違があれば、その理由を学校や教育委員会は、合理的に説明する責任が顕在化します。
私の個人的な意見ですが、どんな理由があろうと入試は、人の人生を変えるかもしれない大イベントです。
だからこそ、とことん、公平性、客観性を重視したいです。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143