入試は、3月に行われる5教科による入試得点、60✕5=300点と内申点との総和で決まります。内申点は、主要5教科を5点とし、技能4教科を10点とします。すると5✕5+10✕4=65点です。一学年から内申の算出対象となりますが、三学年のみ倍カウントになります。
すると65✕4=260点
入試得点と内申点の比は、7対3となりますので、内申点を入試得点に変換すると
260✕3÷7=111点になります。
入試得点300点と内申点111点の計411点が、真の総得点です。
ある大分県立高校で、受験生の内申がオール4で、入試得点が200点が合否ラインとしましょう。内申点がオール4の場合、111✕0.8≒89ですので、合格点は289点になります。
仮にオール5の子どもが受験したとすると
必要な入試得点は、289−111≒178点になります。
逆に仮にオール3の子どもが受験すれば、内申点は、111✕0.6≒67点になります。
必要な入試の得点は、289−67≒222点になります。
つまり同一高校にも拘らず、内申点との抱合せになりますので、生徒一人ひとりの入試の合格点は、異なります。
さらに内申点は、学校間調整等が入るためにもっと複雑になります。
しかし、上記実例で大分県立高校入試の内申点換算方法の概要は、お分かりいだけたのではないでしょうか?
概して公立高校の入試の仕組みは複雑で、各校別の合格最低点も公表されていません。
天下の東大でも九大でも大分大でも最低点は、公表されています。
私は、学校別に最低点が公表できるようなシンプルな入試方法に移行すべきと考えます。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
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