5日に大分県立高校入試を受験された皆さんへのメッセージ(50年の時空を越えて)

大分県立高校入試を受験された皆さん、本当に

お疲れ様でした。

 

私も50年前、都立高校の入試を受けました。

競争率は、1.69倍でした。都立高校の入試と大学入試を比較すると、大学入試のほうが、質量ともに10倍くらい大きな激しい入試でした。

しかし、精神的には、高校入試のほうが、遥かに厳しい試験でした。試験が終わって、発表まで、とても苦しい日々でした。

 

入学試験という人生の大イベントをはじめて体験する生徒さんがほとんどではないかと思います。入試は、合格と不合格のボーダーラインを決めるための壮大なイベントです。トップの得点で合格する生徒もボーダーライン上の得点をとってギリギリ合格する生徒の間に差異は、一切ありません。

 

ボーダーライン上の点をとれた生徒とボーダーラインに1点足りなかった生徒と明確な学力差はあるでしょうか?当然、あり得ません。

 

ほとんど同じ学力の生徒が、入試当日たまたま取った点数で、合格か不合格かに分断されます。偶然性というか運命としかいいようがありません。

 

そして1.5倍という競争率、3人に1人落ちる、叉は400人受けて300人受かり100人落ちるといった県立高校特有の倍率はとても苦しいです。

 

特に県立高校の場合には、内申点があるために、同じような学力の生徒しか受けませんので、1.5倍という競争率は、辛く胃に響きます。

 

そして、8日の朝発表ですので、6日、7日と2日間耐えなくてはなりません。非合理的な逃れられない辛さです。

 

しかし、その辛さの先に「合格」はあります。

実力の圧倒的にある人は、ハラハラ感はないかもしれませんが、多くの生徒さんは、合格の見通しはダークで、8日の結果を見ないとわからないという生徒さんも多くいるでしょう。

 

学力以外の運命というファクターも大きく左右するように感じられる県立高校入試です。

 

ある意味、非合理的であり、運命に委ねる感じのところもあります。

 

多くの受験生にとって今日、明日、明後日は地獄の日々かもしれません。

 

8日の日に合格通知を受け取った生徒も惜しくも不合格だった生徒も一つだけ確実に言える真実があります。

 

県立高校入試対策を真剣にやり抜いた生徒にとって、合格、不合格に関係なく人間的な成長をする絶好の機会であったことは間違いないと思います。

 

私も高校入試のお陰で、精神的に随分、成長しました。

 

完全個人指導塾 OEC      下垣 明

大分市松が丘  携帯08067134143