私の高校のクラスの担任は、専門は数学でしたが、生徒との距離は、極めて近かったです。
「山田先生」とは、呼ばずにみんな「山田」と本人が目の前にいるのに呼びつけなのです。
しかし、進路の相談、家庭の相談、学校生活の相談、どうやら、どんな相談でも、来るもの拒まずに山田先生は、受けていたみたいです。
私は、「山田」に相談したことはありません。
山田先生から、言われたことが2つあります。
お前は、理系でないぞ。」
40歳のときにクラス会で
「下垣、変わったな」
「わるくなりましたか?」
「良くなったよ。お前、本当に下垣か?」
山田先生のクラス、つまり私のクラスから、大学、高校、中学校、小学校、幼稚園まで、教員を輩出しました。その総数は、20人を越しました。校長も5人は、出ています。
クラス会で、なぜ教師になったか聞くと、山田先生の影響と言っていました。
私も、銀行員から、教員になりました。
山田先生の影響ではありませんでしたが。
生物の授業は、教科書を使わずに、生化学の授業をしていました。訳の分からない難解なプリントでした。私は、全く興味をもちませんでしたが、サッカー好きな友人が、生物の授業に異常に興味を持ったようでした。
彼は、国語と社会が得意でしたが、数学、生物、化学を猛烈に勉強して、東大理学部生化学科に進学し、博士号をとり、研究者になりました。
私自身、学校の先生から、進路の影響を受けたことはありませんが、意外と多くの生徒が影響を受けているようです。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
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