ネームバリューのある大手塾にて実質的成果が期待できない生徒の対応について

ネームバリューのある大手塾に通ってさえいれば、難関校への合格に繋がるのでしょうか?

 

一見するとそれが正解に近いと思われる方も相当数いるかもしれません。しかし、それは、現実的には、間違いだと思います。

大手塾のテキストや授業は、難関校に合格できる水準につくられていることが多いです。学校の授業よりも遥かにレベルは高くなります。

 

ネームバリューのある大手塾のテキストが少なくとも半分程度は、生徒自身の力で理解できることが必要だと思います。塾のテキストの理解が半分未満であったり、授業の中で講師の説明が半分未満しか理解できないのであれば、その生徒が大手塾に通って得られる効果は、極めて限定的になっていると思われます。生徒の学力のキャパシティと塾の授業のレベルがアンマッチになっている状況と思います。

 

この場合の対応策は、2通りあります。

1点目は、生徒の学力にマッチした塾に転塾することです。半分以上、理解不能な授業を受けても、仮にその授業が、ネームバリューのある大手塾の授業であろうと精神的にも苦しいだけで、実質的な成績向上に結びつきません。

 

2点目は、大手塾のテキストや講義の内容をさらに生徒にわかりやすく咀嚼してくれる個人指導塾をみつけてサポートしてもらうことです。

これは、大手塾のことを知り抜き、かなり実力のある講師でないと意味がありません。生徒と先生の相性も個人指導なので大切かもしれません。

 

私自身も実体験があります。

当時、駿台予備校の浪人クラスは、早慶と同じくらいはいるのが難しかったです。やっと潜りこんだ駿台予備校の午前部でしたが、私には、数学と物理が難しすぎて、学力向上には、あまり役立ちませんでした。

 

そこで、代々木ゼミナールのクラスの中に私のレベルとちょうどよいレベルの授業がありましたので、そちらを主に受講しました。

 

駿台の数学もテキストの内容は優れていましたがあまりにもレベルが高すぎて、恐らく、駿台のテキストのみしていたら、実力はつかなかったでしょう。

 

ネームバリューのある大手塾に通うだけで実力がつくのではなくて、そこで展開されている授業が、本当に生徒自身の血や肉になってはじめて学力をあげることができるのだと思います。

 

完全個人指導塾  OEC        下垣  明

大分市松が丘  携帯 08067134173