中高一貫校の学習内容を見据えて上野丘高校を目指す受験カリキュラムの提案

大手塾には、「上野舞鶴受験クラス」と名づけたクラスがあるようですが、不思議な気がします。確かに入試の合格ラインだけを見た場合、10〜20点程度しか差がないかもしれません。

しかし、両校の合格実績をみると旧帝や国立医学部の合格者数は全く異なります。将来の目指す方向性もかなり異なるのは明らかです。

舞鶴高校は、大分県内では文武両道の紛れもない名門校ではありますが、上野丘高校と一緒に扱うのは、違和感を感じます。将来のことを考えずに単純に高校入試突破のみに意識をフォーカスしているからでしょうか?

 

 

私は、上野丘高校を目指す生徒は、東大、京大、阪大、九大、早慶そして国立医学部を目指す生徒が集い、強力な難関大学を目指す「場」のある大分県内唯一の進学校と考えています。

 

上野丘高校では、数学や英語等の主要教科のカリキュラムの速度は速く、そして深い学びが要求されます。地元の中学で、一番を取っていても通用するか否かは不明です。

 

私は、上野丘高校に入学後も授業に余裕を持って受講して、東大、京大等の難関大学を目指す学びに連続して繋がるように中学時代の学びをデザインすべきと思っています。

 

東大、京大等の難関大学を目指す場合、最大のライバルは、私立の中高一貫校です。具体的には、灘、開成、ラ・サール、久留米大付設、麻布、筑駒、桜蔭等等です。

 

中高一貫校では、中学受験で基礎力を万全にしたうえで、ほとんどの学校は、高校2年のうちに高校の全過程を終了します。中学1年から、東大を目指しているのです。

 

ですから、私は、中学時代から、大学受験の最大のライバルになる中高一貫校の学習進度や方法を基準にしながら、上野丘高校の受験を考えるべきだと思っています。

 

中学2年までに中学3年分の先取り学習を行い、中学3年は、高校過程に踏み込みながら、上野丘高校の受験対策を行うとよいと思っています。中学3年で、英語と数学については、高校1年の過程を学びます。上野丘高校に入学後は、直ぐに高校2年の内容の先取り学習ができます。これは、中高一貫校とほぼ同じ、進度です。

 

中学時代には見えないけれど、難関大学を目指す場合、最大の敵は、中高一貫校の生徒です。

このことを常に認識しておく必要があります。

 

上野丘高校を目指す上位クラスの生徒は、中学時代から高校過程を少しでも多く進めることが必須だと思います。

灘高やラ・サールの入試問題は、大分県立高校入試の問題とは、かけ離れた難しさですが、そのような寄り道をせずに、難関大学を目指す勉強に直進した方が、遥かに効率的と思います。

 

遥かに昔のはなしですが、私が東大を受験した頃は、合格者数は8割近く公立高校の出身でした。しかし、今は、公立高校出身者は、3割程度しかいません。中高一貫校が主流なのです。

 

上野丘高校を目指す上位の受験生は、是非とも、中高一貫校のカリキュラムを念頭にして、学習カリキュラムをデザインする必要があると思います。当塾では、個人のニーズにきめ細かく対応しなから、中高一貫校の学習カリキュラムを勘案しながら上野丘高校を、目指す最適な学習カリキュラムをデザインします。

 

完全個人指導塾 OEC    下垣 明

大分市松が丘  携帯080671341