集団塾が画一的な授業をするのに対して個別指導塾は、個々の子供のニーズに合わせた授業ができるという特徴があります。子どもの多様化に伴い個別指導塾の需要は、大きく増えました。私自身もかって個別指導塾での講師として教えたことがあります。その時の実経験から問題点をあげてみます。
1 講師の集中力低下
講師が一度に3人の生徒を教える場合
3人のカリキュラムは、異なるために
生徒ごとに講師は、頭を切り替える
必要があります。
頻繁に切り替えが必要になる為に
講師の集中力は、必然的に大きく下
がります。
2 講師の指導の合間の時間の使い方
1人の教師から3人の生徒が習う個別
指導の場合、1人の生徒は、60分の内
20分が、先生から学べる時間です。
残りの40分は、自主勉強しないとい
けません。生徒が勉強へのモチベー
ションが高い場合は、60分の内、
10分は、自習用課題の先生からの説
明、そして40分は、生徒の自習タイ
厶 残りの10分は生徒の答案をみな
がら、先生が改善点を解説していく
という理想的なスキー厶が考えられ
ます。
しかし、生徒の勉強へのモチベーショ
ンか低いと40分間を有効に過ごせずに
寝たり、ぼやっとして終わってしまう
ことが頻繁にあると思います。
3 集団授業を受け持つ先生と個別指導塾
の先生とのクオリティーの差
個別指導塾に配属された講師は、集団塾と比較してクオリティーの面で課題が
多いのが一般的です。
人事コストを考えると集団塾の教師の
クオリティーを維持するのは困難です。
その為、学生や非常勤講師を多く雇用しないといけなくなります。
塾の講師は、高い学力と高い人間性の2つの要素が必要です。
学生の場合、最近の学生は、ふたりに
ひとりは推薦で入学しますので、基礎学力をつけなくても大学生ななれることが多いです。
一方で高い学力のある難関大学の学生であったとしても精神的に幼い学生は、塾の講師に向きません。
世の中、沢山の個別指導塾がありますが、講師は、どのような基準で選ばれて
いるのかよく塾に聞いてみてもいいかと思います。
このように個別指導塾と私の塾の完全個
人指導塾では、教育環境が根本的に異なるのがよくわかります。
完全個人指導塾の OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143