自称進学校のべストの出口は、どのあたりの大学か?

自称進学校という言葉は、いつ頃から出て来たのでしょうか?

私は、首都圏と地方の進学校を比較してみたときに学校で行う受験対策について明らかに考え方が異なる点から出て来たのではないかと思います。

 

筑駒、開成、麻布といった東大合格ベスト10の常連進学校と地方の進学校では、大学受験対策の取り組み姿勢が対極的です、

 

筑駒、開成、麻布に共通しているのは、学校の授業では、個々の大学受験対策よりも教養を高めることに力を入れていることです。生徒の学びへの興味を高め、自主的に自由に勉強に励める教育環境をつくることに力が注がれています。

 

これらの学校の生徒は、大学受験対策では、東大の場合、鉄録会、z会東大マスター、SEG.、広岡塾、駿台等等、個々の生徒のニーズにあった塾に通って最も効率的に受験スキルを磨いています。

 

学校と塾のダブルスクール化により相互補完の関係により教育の相乗効果を高めています。ですから、学校では、課題や補習は、ほとんどありません。3年生は、毎日、午後2時頃には、学校の授業からは、開放されて、受験対策ほ、各自に委ねられています。

 

地方進学校では、鉄録会、SEG.、広岡塾もありませんから、全て学校が受験対策を担うことになります。

 

毎日、大量な宿題や課題、そして補習があります。模試も記述模試等、2次試験を受けない科目も受けなくてはならなくなります。

 

自称進学校の受験対策は、標準化されて画一的です。しかし、難関大学の2次試験は、受験する学校毎に科目も難易度も内容も全く異なります。

 

大分大学の対策と九州大学の対策は、根本的に異なります。大分大学等の地方国立レベルの対策しか学校の画一化された授業は、していないと仮にすると、九州大学は、相当自頭のいい子どもでも合格は困難てす。ですから学校の課題をしっかりやってさえすれば、どんな大学でも受かると頼もしく言明する学校の先生の言葉を鵜呑みにすると九州大学以上の難関大学は、非常に厳しい結果になります。

 

自称進学校の学校の課題や補習のみに限定した場合の最高の出口は、熊大、広大あたりが限界と思います。

旧帝大や国立医学部は、学校の課題や補習以外の対策が必須と思います。

 

完全個人指導塾 OEC     下垣 明

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