公立中学校生活は、悪しき大人の世界の縮図

公立中学校から県立高校へ進学するには、「ザ・内申」をとらなくてはなりません。当日のテストと内申の比率は、7対3です。最後の最後は、やはり内申が響きます。

 

内申は公立中学校での通知表の成績が基にまります。この成績は、今は「相対評価」でなくて、「絶対評価」そして、「対話的学び」「主体的な学び」等、客観的評価が、構造的に無理な評価になっています。ほとんどが、先生の主観的な評価に委ねられています。

 

その為、定期テストで100点をとっても担当の先生の印象が薄いか悪い人は「3」、しかし、定期テストが70点でも担当の先生に気に入られている人は「5」がつくこともよくあることです。

 

その為、生徒は先生に良い印象を持ってもらおうと涙ぐましい努力をします。おもしろくもない先生の冗談を笑ってあげたり、先生をいい気分にするためにお世辞をいったり、堅固なペルソナをかぶり、先生の機嫌取り競争を演じるのです。

 

これはまさしく、悪しき大人の世界の縮図です。

確かに、世慣れた子どもが育つでしょう。しかし、もっと、おおらかに、子どもらしく、大きく、育ってほしいと願うのは私だけでしょうか?東京の人は、多くの人が私立の中高一貫校に進学させます。しかし、大分には、中学受験の選択肢は、一般的でないし、限定されています。

 

内申は、ほどほどで、先生には、反抗もしなし、お世辞もいわない、自然体で接して、余分な気は使わない、子どもらしさ、大らかさは失わない程度に学校生活を自然体で送る、しかし、定期テストの点はできる限り良い点を取る、しかし、通知表の評価は気にしない、そして何といっても入試で頑張るのが一番いい方法でしょうか?