算数の附属中対応

最小の勉強時間で算数の附属中対応について最大の効果をあげる方法を考えてみました。

 

全国の国立大附属中の問題をみると、難関私立中学校とは、かなり異なる傾向があります。

・ごく普通の計算問題や割合、速さ等の問題が含まれている。

 これらの問題は絶対にミスが許されないと思われる。

・比較的図形の問題が多いが、他の私立中学校と同様のテク

 ニックを要求されることもあるがあまり凝ったものはない。

・図形を中心に独創的でどこの問題集にも載っていないような

 問題が問われることもある。

・中学校の先取り、比例や連立方程式、方程式等を使いこな

 せると有利な問題が散見される。

 

附属中のみを受験するのであれば、小学校の計算や比例、割合、速さ等の基本的な問題を絶対にミスのないように行う必要があると思います。附属中の入試問題は難易差が大きく、易しい問題を取りこぼすことが致命傷になります。

 

中学校の課程を専攻して、比例定数の計算、方程式の立式等を知っていると大変有利になる気がします。

 

短い時間40分に問題数も多く、易しい基礎問題から高度な方程式が活用できる問題までそろっていますが、とにかくできる問題

から優先順位をつけて確実に正確に解いていければいいでしょう。

 

付属中と同じようなレベルの学校の過去問はいい練習になるでしょう。この場合、私立中ではなくて、あくまで国立附属中の

問題です。

四谷大塚の予習シリーズは優れた教材ですが、附属中対応には

それほど役に立たないように感じました。勿論できるにこした

ことはありませんが。それよりも、中学の先取りをして、方程式

の応用問題や比例の比例定数をも求める問題や文字式等を確実

にマスターする方が効率的かもしれません。

図形や規則性は、やはり中学受験固有の問題があるので、薄い

本で、補強しておくといいでしょう。

 

OCE 個人指導塾 下垣 明

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