上野丘高校合格者の大分市内出身中学校のばらつき

上野丘高校の合格者は、大分市立中学校で大分西、明野、上野丘、滝尾中学では毎年、ほぼ10~20人を出している一方で、0または1の合格者しかだせない中学校も散見される。何故だろう?

 

学力が優秀な子どもが育つには、三つの主要な要素があるように思える。① IQ(潜在的な地頭の良さ) ②教育環境の良さ(学校のカリキュラム及び教諭の質の高さ)③家庭の教育環境

 

ところで、大分市内の中学校は、公立中学校でもあり、学習指導要領で縛られ、人事異動もあるので、特定の中学校のみが②が優れているとは考えにくい。

 

①の要素は大きいが、特定の公立の中学校の生徒のみが高いとは考えにくい。

 

やはり、③の要素が地域差が大きいのであろう。保護者の職業等も大きな要素であろう。保護者が医者や弁護士や教員のような専門的な仕事についている場合は、子どもも将来の仕事に似たようなイメージもしやすい。また、大企業の総合職や県庁に勤めている場合も同様であろうし、保護者が中小企業の社長を務めている場合も同様であろう。

概して、上記のような職業についている保護者は教育熱心であり、塾や家庭教師等の教育費用を惜しむなく使う傾向がある。

それとこれが一番大事だと思うのだが、子どもが親の後ろ姿をみて勉強をする意義を小さなころから認識できていることが大きいであろう。子ども自身が、上野丘に進学する意義を自覚して、モチベーションを高めることができる。これが大きい、

 

保護者の影響により、どんなに地頭がよくて優秀な子どもでも、真の勉強へのモチベーションがなければ、上野丘を目指すこどもは少ないであろう。

 

上野丘は大分県唯一の全国区の学校であり、旧帝大、国立医学部への道が拓けている。そのことが、子どもの将来にどのような可能性を広げていくか、子ども自身が知り得ないと上野丘を目指すことは難しい。

 

②③の条件がまるでなくとも、①だけが飛びぬけてよければ、上野丘に進学することは可能であるが、本当に一握りの子どもであろう。

 

要は、少しだけ優秀な生徒も、主に③の家庭教育環境のサポートがあって、子ども自身のモチベーション創出されるからこそ、上野丘に進学ることができる。

 

そこそこ優秀な生徒も③の家庭のサポートがなければ上野丘に進学しようとしない。上野丘に続く人生の拓けた可能性を知らないからであろう。

 

本塾では、そこそこ優秀な生徒に将来の夢と可能性を生徒に伝えて、上野丘を目指す生徒を育てたい。上野丘は通過点に過ぎず、子どもが充実した人生を送り、社会貢献ができる人に成長できるようなきっかけを当塾では、与えたい。私自身の30年に及ぶ東京でのビジネスマンの実体験を子どもたちに伝えて、学びへのモチベーションをたかめさせたい。

 

個人指導塾 OEC 下垣 明 (しもがき あきら)

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