令和5年度の上野丘高校の丸裸な最低合格ラインを深読みします。

上野丘高校の入試偏差値は、「71」舞鶴高校の入試偏差値は、「68」です。

 

令和5年度の。一次志願者数は、上野丘高校は。336人であり、応募人数は、301人ですから35人しか落ちません。

 

舞鶴高校は、387人であり、応募人数は、264人ですから、123人落ちます。

 

上野丘高校と舞鶴高校の出口の大学進学先をみると例年、この両校の合格者平均点は、20点から30点レベルで上野丘高校が明白に高いと推定されます。

 

 

しかし、 いちばん大切な「合格最低ライン」も「合格者平均点」と連動して20点から30点たかいのでしょうか?

 

 

結論から言えば今年に限って、舞鶴高校とかなり接近する あるいは、微差でも逆転する可能性が多分にあると考えます。

 

 

上野丘高校の生徒の層は、上位半分の生徒は、圧倒的に高いです。しかし、上野丘高校下位三分の一と舞鶴高校の上位三分の一の学力は、出口の大学からみれば、ほとんど変わらないと推定されます。さらに、舞鶴高校の総合成績の上位と下位の差は、競合する豊府高校や大分高専も勘案すると比較的小さいことが推測されます。

 

 

ところで、上野丘高校は、令和5年度は、35人しかおちません。舞鶴高校は、123人おちます。この事実を持って、このデータを深読みしていきましょう。今年の上野丘高校の合格者者とはならない35人について、学力面以外の推定要因を3点ほど列挙してみます。

 

第一に、名門とされる中学の保護者が、プライドから、現実的な成績に関係なく、「見栄」だけで突っ込んで玉砕させる数が、一定数いるのではないかと推測します。これは、舞鶴高校では、ほとんどなく県下一番の上野丘高校だからこそあり得る現象です。

第二に、どんなに学力の高い生徒でも、中には、本番の極度の緊張感から、大きく崩れてしまう生徒が少数ですが、一定数います。勿論、このタイプの生徒は上野丘高校に限ったことではありませんが。

第三に、既に県外の難関校等に合格して受験しない生徒について、年度により変動はありますが、5人程度はいるものと想定されます。

 

上記3点の推定要因による対象者が、仮に20人を超えるとしたら、そして上野丘高校の下位三分の一と舞鶴高校の上位三分の一の総合学力がほとんど変わらない現実さらに舞鶴高校の上位と下位の学力差が舞鶴高校と競合する高専や豊府高校の存在による為それほど大きくないと推定されることを総合的に勘案すると上野丘高校のボーダーラインが限りなく舞鶴高校のボーダーラインに接近する又は若干低くなる可能性すらある気がします。

 

本番は、考えられないことがおこります。

たとえば、今年の上野丘高校の推薦入試は、募集19人に対して応募19人であり、無競争で全員合格したのです。このようなことは一体、だれが、想像したでしょうか?

 

入試は、塾の出す偏差値に過度に依存しては危険です。データから、真実をしっかりと読み解くようにするといいと思います。

 

県の教育委員会は、合格最低点を公表しません。そのために、上野丘高校の実際の最低点よりも、受験生は、不確かな不安の部分、塾の偏差値を金科玉条のように信じてしまう傾向があります。

 

今年の35人しか落ちないという事実は、舞鶴高校にやむなく出願している生徒さんにとっては、願ってもない上野丘高校への差し替えのチャンス到来かもしれません。

特に以下のことが、当てはまる生徒さんは、そのように言えるかもしれません。

 

1   ギリギリ、上野丘高校か舞鶴か迷っている人で安全をとって涙ながらに舞鶴にした生徒。

 

2   最近になって急激に点数があがり、上昇傾向の強い人。

 

3    私立の滑り止めは、確保していて、上野丘高校にどうしてもチャレンジしたい人。

 

4    将来に難関大学を一般入試でどうしても目ざしたい志を持っている人。

 

 

人生、チャンスは。誰にでも平等にきます。

しかし、リスクを取ってチャンスを掴む人と掴めない人がいます。

 

完全個人指導塾  OEC       下垣 明

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