内申が、ほとんどオール5の場合、入試得点、240点の目安がつく人は、おそらく、上野丘で迷うことはないでしょう。
しかし、模試の得点がやや下ぶれして220点から230あたりの生徒さんは、人によっては、どちらにするか悩むのではないでしゃうか?
上野丘高校と舞鶴高校のボーダーラインは、年にもよりますが、10点〜15点異なります。
意外と点差が少ないと思われる方もいらっしゃると思います。
点差だけに注目すると例えば、150点から170点にあげるのと220点から240点にあげるのだは、同じ20点でも全くそれを実現するための労力が異なります。
220点から240点の場合は、場合によっては20%以下の正答率の低い問題も得点化するようにしないといけないかもしれません。
特に理科の計算問題、数学の円の難問、英語の和訳などです。150点から170点の場合は、ミスをなくしたり、受験生の正解率の高いけれどたまたま本人が苦手と思い込んでいる科目や項目を見つければ、その克服に邁進すればいいかもしれません。
しかし、この時期にきて、上野丘高校か舞鶴高校かを迷う場合は、両校の大きな違いに注目するといいと思います。
それは上野丘高校のみが、全国区の学校だということです。大分県内では、舞鶴高校は、名門校ですが、全国区ではおそらく無名でしょう。
上野丘高校の上位3分の1以上の卒業生は、九大以上の旧帝大や国立医学部に進学しています。ここの実績が舞鶴高校と決定的に異なります。大分大学や熊本大学などの地方国立や地方県立大学の現役での合格率は、舞鶴高校は、立派です。
高校時代、部活動も勉強も頑張り、現役で地方の国公立大学に進学するのが舞鶴高校の目指すところであり、県立高校の模範と言えるでしょう。
しかし、九州大学以上の旧帝大学や国立医学部の場合は、推薦やAOは少なく一般入試がほとんどです。他県のナンバー1の公立高校の他、全国の難関中高一貫校と戦わないといけません。
上野丘高校の上位半分の生徒さんは、きっとそのような全国区の戦いに挑む志を持っているのでしょう。
上野丘高校に在席している上位半分の生徒さんが、難関大学を一般入試で勝ち抜こうとする気概を、持っていてそれが、学校のスクールカラーを形成しているのだしょう。
逆に上野丘高校の下位半分程度の生徒さんは、難関大学を一般入試で狙うよりも、他校の生徒さんと同じように学校型推薦等を使って地方国公立を狙うのではないでしょうか?
この層の生徒さんは、舞鶴、豊府などの生徒さんとほとんど変わらないと思います。舞鶴高校の上位50番くらいの生徒さんのほうが、優秀な生徒さんも多いでしょう。
高校時代に、大きく伸びる生徒さんもいるからです。
上野丘高校か舞鶴高校か迷っている生徒さんの選択の基準は、将来をどのような人生をおくりたいと考えているかです。
旧帝を卒業して、研究者、日本の超一流会社の総合職、霞が関のキャリア、外資、法曹界、医者等を目指す方は、迷わず、上野丘高校を目指して、死ぬ気で数学の難問、英語の英作文、理科の計算をやり抜き、得点20点アップして250点を目指して下さい。
上舞コースなんて言う塾もありますが、両校全くの別学校です。勿論、舞鶴は理想的な名門校ですが、上野丘高校のみが、全国区の学校です。
将来に志をもつ生徒さんは、志を抱く生徒が集う学校に、進学して切磋琢磨して大きく成長して下さい。人材は、ひとつの場所でまとまって出現することが多いです。。きっと人材を育てる「場」がうまれるのでしょう。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143