難関大学の数学入試の切り口

難関大学の数学入試問題は、大学当局が威信をかけて作問しているので、難関大学、特に旧帝大東工大、一橋大は、非常によく考えられた良問が多い。

各大学、どのような学生に入学してほしいかのリアルな大学からの愛のメッセージになっている。

例えば、東大と九大では、同じ旧帝大であっても全く問題の目指す方向性、そしてクオリティーや難易度も異なる。

難関大学の数学の入試問題を客観的に正確に捉えれば、その対策方針も自ずから決まってくる。

その為の具体的ツールは、「処理能力」「パターンライブラリー」「発想力」の3つの要素からなる。


例えば、東大は、「処理力」の力も問われるが、「発想力」の力もかなり要求される。過去にどこかの大学に出た類似問題は、まず出題されない。パターンを土台にひとひねり以上されていて、受験生は、受験会場で、ひとりで試行錯誤して解法を見出していく「発想力」か強く要求される。落ち着いてみれば、難しくなくても試験場では、超難問に変身する。私自身の体験から、試験場では超難問であったが、駿台で、標準と言われかっくりしたことを覚えている。

九大は、東大とは対象的に「発想力」よりも「処理力」「パターンの暗記」が、ものを言うようになっている。九大で仮に8割近くとれても同じ受験生で東大では、半分も取れない受験生が多くいると思われる。


難関大学の数学攻略には、各大学ことに、個別の緻密な戦略が必要である。

県立高校の自称進学校の場合、画一的な大量の宿題や長時間授業が売りであるが、本質的に的を外している。これが、地方と首都圏の教育格差の一面かもしれない。

私は、生徒の持ち味と難関大学の入試の特徴を客観的に捉えて、最適な道筋を提示し、実践することをミッションと考えている。


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