中学3年の3者面談(高校受験)の先生サイドの思惑

中学3年の高校受験のための3者面談について、いつも生徒や保護者のサイドから、その内容のお話を聞きます。

 

私は、中学校の教員の経験もなく、あくまで想像にすぎませんが、教員サイドからの思惑を考察してみたいと思います。

 

これは、あくまで、私個人の想像です。

 

3者面談は、そもそも何のためにやるか?

それは、進路の最終確認のためです。

そして私は、内申の校内調整のための実態把握ではないかと密かに想像しています。

 

例えば、生徒が3人いるとしましょう。

一人目は、主要教科は、不振ですが、体育や技術などの技能教科は、比較的得意です。

保護者も生徒も県立希望です。内申点は、技能教科のために比較的高くでます。そのため、仮に入試得点は、低くても何とか、県立の下位校には入れそうです。しかし、先生は、敢えて、私立の専願を勧めます。私立の専願は、一定枠確保のために、中学校は私立高校と良好なリレーションが、必要だからです。

 

二人目は、主要教科は、良くできていますが、技能教科で大きく足を引っ張って内申点を下げています。そのため、入試得点で頑張ってもやや不安感ガ拭いきれません。

 

三人目は、主要教科、実技教科ともに抜群で、目指す高校は、本人の実力に比較して控え目であり、入試得点を大きく失敗しても合格は、間違いありません。

 

 

学校の先生は、個々人の生徒のことも考えますが、全体の幸せも考えます。

 

もしも、何も、指導や内申の校内調整をしなければ、一人目の生徒は、下位の県立にいき、二人目は、不合格、三人目は、当然合格となります。

 

しかし、校内調整して、一人目の生徒の技能教科の内申を一部、二人目の生徒に移動して、三人目の生徒からは、主要教科の内申を一部移動します。

 

すると一人目は、専願の私立に合格、二人目、も三人目もめでたく県立に合格して、私立の高校とのリレーションも繋がります。

 

先生方は、少しでも、多くの生徒が幸せになるように考えているのかもしれません。

 

先生方は、私心はなく学校全体のため、一人でも多くの合格者を出すために、校内調整をしているのかもしれません。

 

しかしその校内調整は、もしかしたら、学校ごとに、行う学校と行わない学校があるかもしれません。

 

合格最低点を発表しないために、様々な憶測が生まれてしまいます。

 

生徒のサイドとしては、何も考えずに、1点でも多く入試得点を取るように頑張ることに尽きると思います。日々の学習を継続的に、行い内申アップを心がけるのは言うまでもありません。

 

完全個人指導塾  OEC     下垣  明

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