当塾では、「対話的学び」をどのように実践しているか?

当塾は、私ひとりが講師であり、完全個人指導塾です。

 

授業は、常に生徒さんとの対話からなりたっています。

新しい単元の先取り学習をするときは、例外的に私のほうから、一方的に教え込む場面もあります。

 

しかし、ペースとなっているのは、生徒さんと私の対話です。

 

数学で同じ単元の同じ教材を使用して、授業を展開しても、仮に3人生徒さんがいるとすると、3つの全く異なった授業が展開されます。

 

授業を始める際に、例えば数学の場合、理解しているか否かを確認するツールとして、生徒さんが、解答プロセスを言語化できるか否かを確認します。生徒さんは、自分自身では分かっているつもりになっていても、他者(私)に説明を求められた場合に、上手く説明できないことが多々あります。

 

言葉は、論理ですので、他者に上手く説明できないということは、生徒さん自身が、頭の中でまだ、解答プロセスが整理ができていないことになります。

 

自分の顔を見るときに、鏡を通してしか自分の顔が見えないように、他者に説明する言語スキルやテスト結果が鏡になって、生徒さんは、自分の理解度を客観的に認識できます。

 

難しい問題に出くわすと、生徒さんとどこが難しく思えるか徹底的に話し合います。問題の題意を掴むことか?発想力か?計算力か?スキルか?等の意見交換をしながら、生徒さんの感じる難しさを私も共感できるまで深めます。そのうえで、私が、一方的に教え込むというよりは、生徒さん自ら、解決策を発見できるように様々なヒントを出しながら誘導していきます。

 

そのほうが、時間はかかっても、生徒さんの思考力、判断力、表現力を醸成することができます。

 

思考を深めると同時に、複眼的思考もできることを目指します。そのために、私との対話を深めることにより、生徒さん自身による新しい発見ができるように指導していきます。

 

完全個人指導の場合、生徒さんとの対話こそがペースになります。

 

社会が成熟化に伴い、子ども達も多様化しました。同じ課題をさせても、難しさの感じ方も一人ひとり異なりますし、理解に至る方法も細かくみるとみな異なります。

 

当塾の完全個人指導による対話的学び、それこそが多様化した個々の生徒の学びへのニーズを深く掘り下げ、生徒一人ひとりに最適な学びを提供する強力なツールになり得ると考えます。

 

学校という同世代の集まる場も、子どもたちにとって学ぶことは多々あります。しかし、授業については、集団授業ですので、必然的に画一的、均質的になり、個々の生徒の対話的学びに対応するのは、難しいです。

 

逆に、当塾は、完全個人指導塾でもあり、「対話的学び」は、日々の学びの基盤になっています。

 

完全個人指導塾。OEC   下垣  明

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