小学校、中学校、高校、予備校、大学を通して、今も私の中に生きる名授業があります。
今の塾の私の授業では、その時の感動を時空を超えて生徒さんに忠実にお伝えしようとしています。
感動を与える授業をして頂いたのは、予備校時代の講師の先生方です。
代々木ゼミナールの数学の土師政夫先生、物理の前田和貞先生、国語の堀木博礼先生、です。
当時、講師の代ゼミ、システムの駿台と言われていました。テキストや年間学習計画は、確かに駿台は優れていましたが、個性ある圧倒的な感化力のある講師は、断然、代ゼミでした。
難関大学クラスの物理も前田先生の授業のお陰で、理解できるようになりました。
前田先生のお陰で、入試問題を題材に、難解な物理の正体が、分厚い霧が晴れるように、見えてきました。数式が、世の中の事象を的確に説明する言葉であることが分かりました。
物理は、あらゆる科目の中で最も難解と言われていますが、得点源であることも分かりました。
Z会の主幹でもある土師先生は、悪魔のようないでたちですが、声は、よく通る若々しい声でした。
冗談も、言わず淡々と授業を進めますが、解き方のプロセスの説明が抜群にうまくて、感動の域でした。一年間、土師先生に習っていたら、すっかり土師先生のやり方が身に移っていました。300人の大教室は、いつも定員オーバーでものすごい熱気でした。土師ファンの生徒も大勢いて、中には、土師先生のご自宅の近くに下宿する人もいました。今でも土師先生の微分積分ゼミ、複素関数論の数学現代化ゼミをしっかり覚えています。
堀木先生もZ会の主幹でしたが、話術が長けていて、難解な文章も自然と理解できました。
マクロ的理解とミクロ的理解をパラレルに進めていきました。東大一次の現代文、早大政治経済の国語の現代文は、全解できました。
国語の点数をとるコツを真正面から教えてくれました。
当時の代々木ゼミナールの超一流の講師の教える力は、最強であり、大学でも、社会に出ても出会ったことがありません。
マスプロ授業でしたが、そこには、感動の場が広がり、生徒と講師の間には、しっかり信頼感で結ばれていました。
人に伝えるスキルを代ゼミで学び、受験だけでなく、社会人になってからの方が役に立ちました。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143