県立高校普通科の凄まじい急坂

中高6年にて学ばないといけない英語と数学の学習量を1000メートルの山登りと仮定してみましょう。

 

公立の中学校卒業時点では、1000メートルのうち300メートルも登れば、かなり上位と思われます。残りの700メートルを中学校と同じ3年間にて登りきらないと国立大学や難関大学の一般入試での受験は、難しいです。

 

例えば大分大学を一般入試で制するのに必要な勉強量は、おそらく高校入試対策を含め費やした中学校での総勉強量の2倍以上に達するでしょう。

 

中学2年の数学の教科書と高校2年の数学2bとのレベル差をみれば、別世界であることがわかります。

 

英語も高校入試の英文は、英文解釈の発想がなくても、大雑把な読み方でも、ある程度の高得点が取れます。しかし、難関大学の英語ともなりますと、英文法や英文解釈の緻密な知識や構文の論理的理解を要求されて、数学と同様に別世界になっています。

 

私立の中高一貫校は、中学2年生までに中学3年間の学習を全て完成させます。中学3年は、高校1年から2年の勉強を行います。私立中高一貫校の生徒が中学を卒業する時点では、先程の中高6年の学習量の半分程度、つまり1000メートルのうち、500メートルの高さは既に登っています。県立高校普通科の生徒とは、高校のスタート時点で200メートルものハンディを背負ってのスタートをたとえ上野丘高校といえどもきることになります。

 

 

難関大学を受験する場合、県立高校の出身者と私立の中高一貫校の出身者では、仮に同じ地頭であった場合、決定的な差が生じます。

 

上野丘高校は、確かに県内ではトップ校ですが、私立の中高一貫校を含めた全国順位では、100番以降になります。

 

中高の学習過程を俯瞰してみた場合、公立の中学過程のレベルは圧倒的に低く、県立高校普通科には、大きな負担となっています。

 

上野丘高校、舞鶴高校の生徒さんが、難関大学を目指す場合には、私立中高一貫校の生徒と圧倒的に不利な条件のもとで、真剣勝負をしないといけないのです。まさに、教育格差以外何者でもありません。

 

県立高校普通科の学習過程の凄まじい急坂を登っりきった少数の勝者のみが、国立大学や難関大学の一般入試を挑戦する資格があるのです。

 

完全個人指導塾  OEC     下垣 明

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