中3になると大分市の中学生は、学校で、「新研究」の宿題が計画的に割り振られて出されます。
「新研究」の宿題の出され方は、学校により様々ですが、強制的に、単元ごとに取り組むスケジュールが、組まれていることが多いようです。
子どもたちは、通っている塾の宿題もあるので、「新研究」の宿題は、配布されている答えを写経することで、切り抜けている事例が多いような気がします。
中学校の先生は、ノートに写経されているか否かのチェックだけをして確認印を押印するケースが多いのではないでしょうか?
この数学の「新研究」を使って、子どもの数学の学力向上に役立てるためには、どのような使い方が良いのでしょうか?
学校には、様々なレベルの生徒がいますが、取り敢えず、雄城台、大分西、豊府、舞鶴を目ざす子どもたちを対象に考えてみます。
数学の「新研究」は、基礎的な知識や問題を思い出したりまとめたりする目的に使用するには、一定の効果があります。
問題AとA+の問題は、全問、確実にできるようにする必要があります。
分からない問題があれば、解答集を見ながら
、理解するように努めます。
解答集の解説は、比較的丁寧に書いてありますが、教科書の該当する項目も熟読するといいと思います。ここまで、完璧にやれば、大分県立問題の正答率が、50 %以上の問題は、解けるようになるでしょう。
全体でみると、60%くらいまでならば、「新研究」のみでも取れるのではないでしょうか?
Bの問題は、基礎知識を使いこなす問題としての位置づけのようですが、A+とは、ややレベル差があります。解答集の解説を読んでもよくわからない問題は、飛ばしてしまっても良いでしょう。解答集を読んて理解できれば、次には、自分の手を使って計算しながら、解法を暗記してしまいます。
Bの問題が、8〜9割くらいできるようになれば、本番でも7割くらいできる可能性があります。
雄城台、大分西までならば、他の教科や内申点とのバランスもありますが、数学の「新研究」だけでも、対応できる可能性が高いと思います。
ところで、B問題は、他県を主にした入試問題ですが、大分県立入試には、正答率が10%以下の問題が、数問あり、「新研究」だけでは対応は、無理でしょう。
大分県立入試の難問は、相似、二次関数、図形、円と三平方と相似の混合問題等、分野が固定化されていて、かなりの計算力が求められます。これは「新研究」以外の参考書を使って対応する必要があります。上野丘、舞鶴、豊府の3校は、確実に7割以上得点したいので、上記の対応が必要になります。
数学が得意なお子さんは、「新研究」の解答集をみれば、比較的短時間に理解できるでしょう。しかし、「新研究」の解説をみても、理解するのに時間がとてもかかる場合や特にB問題の問題の理解に苦労するお子さんは、モチベーションさえあれば、お子さまの理解力に合わせた個人指導を受けると、大きく伸びることが多いです。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143