24年度の大分大学入試問題(文系数学)の出題傾向と対策

25日、本日、大分大学のホームページに24年度の入試問題が掲載されていたので解いてみました。

 

教育及び経済は、3 問題の出題でした。

Ⅰ   図形 Ⅱ   数列と漸化式 Ⅲ    積分微分

時間は80分です。

 

難易度は、3問ともに標準的な問題でした。

基礎的な数学的知識が着実に見についているか否かを問う問題で良問でした。

 

計算力も必要ですが、数学的理解の深さを問う問題でした。

 

対策としては、学校問題集をしっかりやって基礎力をつけておく必要があります。

赤本には、教科書の例題か章末問題程度と書かれていますが、それほど易しくはないので注意が必要です。

勿論、難問奇問の類は一切、ありません。

 

参考書は、黄色チャートや基礎問題精講をしっかりやるといいと思います。

駿台のキャンパスまでで取り組めれば、理想ですが。

 

なんと言っても大切なのは、過去問研究です。

最低10年、完全に研究し尽くすことです。

 

私の塾でも、過去問研究を深くやり尽くします。個人指導で、受験生と対話しながら、とことん出題者の意図にまで、数学理解を深めていきます。

 

過去問研究にチャートや基礎問題精講を活用すると効果は、高まると思います。

 

数学の過去問研究を深くするとあることに気づきます。英語や国語よりもおそらく、コストパフォーマンスが高いし、有利ではないかということです。

 

数学がある程度できる受験生には、二次科目選択科目に数学をおすすめします。

 

さらに、共通テストとの相性も大分大学の数学はいいです。共通テストのレベルと大分大学の数学のレベルは、ほぼ同じ程度です。さらに相互補完の関係にあってどちらかに特化して学習していても結果的には両者の得点力をのばすことができます。

 

しかし、大分大学の英語と共通テストとは、親和性が極めて悪いです。共通テストは、超大な長文読解力に尽きますが、大分大学の英語は、ごくノーマルな論述の英語力を問われますので、英文解釈、英作文の学習が共通テスト対策とは別に必要になります。

 

一般的には、英語のほうが、安全なように考えられていますが、英語が得意でなくて、数学のほうかやりやすい受験生は、是非、大分大学では、数学を選ぶことをおすすめします。

 

完全個人指導塾 OEC     下垣 明

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