大分県立高校入試の数学の問題で、例年正答率が10%以下の問題が毎年必ず数題、出題されるのは、何故でしょうか?
入試問題としての役割を考えれば、正答率50%前後の問題でも十分にその役割を担えるのではないかと思います。
最も難度の高い問題は、正答率1%程度の問題もあります。
このような難問を敢えて出題する出題者の心は、どこにあるのでしょうか?
私は3年後に、大分県の中で百何十人かの生徒は、九大や東大等の難関大学を目指します。その生徒の為に敢えて難問を出しているのだと想像します。
難関大学は、論理力とひらめき、同時に複雑な計算をやり遂げる粘り、気力が要求されます。
難関大学を目指す生徒の為に、3年後のリハーサルをしてあげているのかもしれません。
この難度の高い問題は、学校の授業では取り扱いしません。分野は、相似、円、三平方、2次関数、立体図形に偏っています。
しかし、問題の難度は極めて高いものの、既にどこかの入試問題として出題されたものにどこか似ています。問題設定もレベルが高くて、計算力も要求されますが、既存の特定の参考書や塾の授業等てかなり対策が打てるようになっています。学校以外で、大分県立入試の難問対策として焦点化した対応をすればある程度、対応できます。
しかし、筑波大附属、筑駒、開成等の最難関校の入試問題は、独創的な問題が多く登場します。
既存の参考書や塾の授業だけでは、対応が難しい問題があります。過去にどこかの学校で出された問題ではなく、当日の入試試験場で、初めて、出会うような鮮度の高い問題が出題されます。
このようなオリジナリティーの高い問題で、難度は、それほど高くなくても、深い学びにチャレンジしている生徒に解ける問題を今後、大分県立入試問題に出題してもらいたいです。
完全個人指導塾、 OEC 下垣 明
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