当塾に通っている生徒さんの学校の進路指導を聞いてみると、ひたすら、模試の成績、偏差値にて志望校を割り振っているような気がします。
学校の立場からすると、多様性のある数多くの生徒の進路指導を画一的にかつ合理的に行うには、模擬の成績、偏差値を唯一の指標として使わざるを得ない事情があるのでしょう。
そして、多くの親御さんは、学校の進路指導に絶大な信頼を寄せているように思えます。
模擬テストでどんなに良い点数をとっても、本番で失敗すれば、意味がありません。
逆に模擬テストで酷い点数をとっても本番で成功さえすれば、模擬の酷い点数は、単なる笑い話になります。
志望校の決定は、生徒の将来に大きく影響します。
しかし、生徒自身も保護者もその点にはあまり気づいていません。(例えば、上野丘と舞鶴)
模擬テストで同じ点数をとった生徒も、個々の生徒の事情により、本番までの伸びしろは、大きく異なります。
子どもの遺伝的な能力を仮に10とすると、同じ点数をとった生徒でも、生徒Aは、遺伝的な能力12まで発揮し、生徒Bは、遺伝的な能力5まで発揮したとします。すると本番までの伸びしろを考えた場合、生徒Bが大きく伸びるのは明らかです。模擬テストで同じ点数であれば、同じ志望校というのは、適切ではありません。
私は、生徒さんの遺伝的な能力を十分に意識して志望校をアドバイスします。模擬の点数が低くても、伸びしろのある生徒には、高いランクの志望校をアドバイスします。
あと生徒の勉強するモチベーションが大切です。モチベーションを高めるには、生徒自身が学ぶことの楽しみに気づくように、つまり学ぶこと自体を目的化するように、私は日々の指導で心がけます。
難関校に進学する最大のメリットは、生徒同士で切磋琢磨できる仲間と出会えることです。
勉強するモチベーションを高めるには、将来の職業を大まかでもいいので描いてみることです。①大分か東京か'(ドメスティックかインターナショナル)
②現場かオフィスか(企画立案業務、管理経営になりたいか)
③専門的な職業は?(医師、法曹界、研究者等)
私は、生徒さんの志望校を決める際のアドバイスは、上記のように模擬試験の偏差値以外の多角的な面からします。
完全個人指導塾 OEC 下垣 明
大分市松が丘 携帯08067134143