高校の進路指導を盲信するとどうなるか?

高校3年生は、高校の進路指導を受けて、最後の受験校を決めることになります。

高校の担任の先生や進路指導の先生の言う指導は、納得できなければ、絶対に受けないほうがいいと思います。先生の顔色をみて、受けたくない大学を受ける羽目になったり、受けたかった学校型推薦入試を受けられなかったりするのは、非常に残念なことです。

 

学校の先生は、個々の生徒の個別事情も聞いてくれるかもしれませんが、判断材料としては、

模擬テストの偏差値になります。あと学校型推薦入試など手間のかかることは、できる限り避けたいという本音があります。

 

そして学校をあげての学校目標「現役で国公立大学をひとりでも多く合格させる」があります。東大も大分大学も国立大学大学の合格者数としては、同じ扱いなのです。

 

その結果どのような受験指導が行われるかと言えば、以下の通りです。

①模擬試験の偏差値で合格可能性、少なくとも60%以上の大学を薦める。

②偏差値をみながら、確実に合格できる学校をさがすので、北海道の北見や釧路、島根県沖縄県など遠方の田舎の学校も多々あります。

この場合、進学してからの日々の生活や学費や卒業後の進路は、100%、学校の先生には関心がありません。仮に、先生の顔をたてて、進学しても全て保護者と生徒の責任になります。

 

③国立大学には学校型推薦入試があります。大学毎に学部毎に内容も違います。中には、一般入試と親和性の高い入試があります。

例えば、大分大学教育学部です。

ここの学校型推薦入試は、面接と共通テストの結果から決められます。そして、一般入試にも、ペーバーインタビューという面接に似た内容の試験があります。

この教育学部の場合、一般試験を受ける人は、是非とも学校型推薦入試を受けるべきと思います。学校型推薦入試が仮に落ちても、面接にて、ペーバーインタビューのリハーサル訓練になります。学校の先生の中には、一般入試に集中するためには、学校推薦入試はうけないほうがいいと言う先生がいます。

一般論は、そうかもしれませんが、個別に学部毎に内容が異なるのでケースバイケースです。

学校の画一的な進路指導を鵜呑みにして、学校の先生の顔色により、進路決定しても全責任は、保護者と生徒が担うことになります。

 

完全個人指導塾 OEC     下垣  明

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