有力な塾テキスト(数学)の活かし方

大分市の有力な塾に通う生徒さんから、塾テキストについて、塾の授業を聞いても、よく分からないので、しっかりと教えて欲しいというニーズが過去に何人かいました。

 

そのために、大分市の有力な塾のテキストの内容を研究しました。

 

私の塾のテキストで判断のベースになっているなが、駿台予備校、代々木ゼミナール、SEG.'

z回進学教室、中学サピックス、です。これらの予備校のテキストは、予備校専任の講師による手作りです。

 

授業とテキストが融合していて、目指す方向もクリアです。例えば、システムの駿台、講師の代ゼミと言われるように、各予備校や塾により、特色は異なります。

 

しかし、予備校のテキストは、手作り感があって、どこの参考書にも載っていないような独創性がありました。

 

大分市の有力な塾のテキストは、代表的な中堅レベルのありふれた問題が多くを占めていて分量も非常に多いのです。

 

レベルは、学校の基本学習の問題集の一番レベルの高い問題以上になっていますが、過去の入試問題の代表的な問題が多いので、努力すれば、多くの生徒が取り組めると思いました。

標準からやや難までの問題が多く、独創性な問題や難問はほとんどありませんでした。

 

東京の塾は、目指すところが、開成、筑駒、早慶、東京都進学重点独自問題であるのに入試対し、大分市の場合は、大分県立入試に限られるので、テキストのレベルが狭い範囲になっているのだろうと思いました。

 

数学の不得意な子どもにとっては、塾のテキストは、あまりに厳しく学校の基礎学習を完璧に理解し、再現できるようにしたほうが効果は高いでしょう。

 

数学の得意なな子どもは、物足りなさを感じるかもしれませんが、大分県立の正解率10%程度の問題に対応するには、最適かもしれません。

物足りないと感じれば、灘、筑駒、筑附あたりの入試問題に挑戦させれば、数学のおもしろさに開眼するでしょう。

 

学校の基礎問題集は、完全にできるものの、塾のテキストに悪戦苦闘している生徒さんには、私のほうで、ヒントをいったり、式の変形を詳細に伝えたり、隠れた解法のテクニックをさり気なく、伝えることで、効率的に勉強することができるかもしれません。塾のテキストには、解法のプロセスは載っていなくて答えのみです。確かに塾の授業でプロセスは、しっかり提示しているかもしれませんが、やや不親切と感じるのは私だけでしょうか?

 

完全個人指導塾  OEC      下垣 明

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