情報格差について大分県在住の高校生からの問い合わせ

本日、情報格差について、県内在住の高校生から問い合わせがありました。首都圏の高校と大分県の高校の具体的に何処が情報格差があるかとの質問でした。以下、それに関する他愛もない私の独り言です。

 

私は、地頭のいい潜在的能力の高い生徒の将来の選択肢が、生徒自身が意識することがないまま、狭められていることが、最大の情報格差ではないかと答えました。

少子化に伴い、積極的に県外(東京や大阪)に出る必然性は減少しています。このまま、大分に留まり、大人になるほうが、無理に東京や大阪に転出するよりも安全だし無難と考える保護者や生徒が多くなっているのではないかと思います。

 

大分県では、地頭がよくて、生徒が志をもって努力すれば、充分に難関大学を目指せるのに、そもそも難関大学を目指す理由が分からないので、部活に専念する方を選ぶという県立の進学校の生徒も結構いるのではないでしょうか?

 

東大、京大、九大等の難関大学を目指すには、学校の勉強だけでは、無理であり、特別な受験対策をする必要があります。東大では、学校以外の受験対策で5000時間必要との話もあります。

 

大学は、就活をするための準備期間でもあります。新卒という生涯でたった1回の就活カードを使って、日本有数の大手企業に総合職として入社して、グローバルな仕事に挑戦していくというイメージは、東京の進学校では、ほとんどの生徒が具体的にいだいています。

 

父親が、大手商社、マスコミ、銀行、保険会社の管理職、キャリア官僚、外資のコンサルという子どもは、多くいるでしょう。

エリートビジネスマンになれば、高層ビルの快適なオフィスで働き、出張は、海外の主要都市、収入は、1500万以上という現実を東京の進学校の生徒は、身近に知っています。

 

その為には、難関大学突破は、必要条件であることが、リアルな現実として知っています。

その結果、いやがおうでも難関大学を目指すモチベーションが非常に高くなります。

 

さらに私立中高一貫校ポスドクのいる優れた様々な塾があり、個々の生徒独自の受験勉強の戦略をねることができます。

 

大分県立高校では、画一的な膨大な課題が、学校から出るほか、部活も盛んであり、難関大学を目指す環境には厳しいです。

 

地方では、首都圏とは異なり、地頭のよく潜在的能力の高い子どもの将来の選択肢が狭められていることこそが、情報格差と思います。

 

しかし、大分県は、東京よりも、水は美味しく、食べ物も美味しく、住環境も恵まれています。東京の人間ジャングルは、魅力もある一方で、競争は、激しくストレスも半端でないです。

 

 

一方で、たった1回の人生で、東京を舞台に自分の可能性を最大限伸ばしたいという志をもつ大分県の生徒さんに私はこれからも、とことん親身に寄り添いたいと思います。

 

完全個人指導塾  OEC       下垣 明

大分市松が丘  携帯08067134143