学力が伸びる子どもの三大要素

個人指導塾を6年やってきて、様々なお子さんと深くかかわってきました。

その実体験の中で見えてきたことの中で、学力が伸びる子どもの三大要素について考えてみようと思います。

 

1 地頭が良いこと 

小学校の運動会で「かけっこ」。速い子から遅い子まで、かなりの差が出ます。ほとんどの子どもは、練習しないで、ぶっつけ本番ですので、素の能力がそのまま出ます。

 

勉強も中学校くらいになると勉強が得意か否かの素のちからが顕在化してきます。地頭の良い子どもは、たいして努力もしなくても良い成績がとれます。地頭の悪い子どもは、悲しいことにかなりの努力をしてもなかなか成果をあげることが困難です。

 

 

2   精神年齢ガ高いこと。

 

勉強は、中学校のうちは、地頭がいいだけで、かなりの成果をあげられます。しかし、高校になると、勉強の質、量共に高度化して、継続的に、勉強していくことが必要になります。

テストの点数ガ多少悪くても、嫌なことがあっても、倦まず弛まず、継続的な努力をしてゆく精神力が求められます。

勉強する楽しさや意義や目的を自発的に見出し、主体的に、勉強に取り組んでいくことが、高校以降、特に大切になります。自学自習できることが、高校時代には、必要になりますが、これは、子どもの精神年齢が高いことが、必要条件になるように思います。

 

3   素直であること

 

中高時代は、一生を決める大切な時代です。

子ども自身が、自我に目覚める時代でもあります。勉強の意義、目的、やり方等、子ども自身が主体的に、考えて、実践することは大切です。

子どものことを真に思って、学校の先生、両親、塾の先生等、様々な立場から大人が助言します。子ども自身がリテラシーをもって聞くことは必要ですが、総じて素直である子どものほうが、学力は伸びます。

 

 

学力が伸びる子どもの三要素として「地頭かいいこと」「精神年齢か高いこと」「素直であること」を述べました。

 

この三要素か、全て揃っている人は、ほとんどいないてしょう。

私は、社会人になって最強の組み合わせは、地頭は、普通でいいので、「精神年齢か高いこと」「素直であること」だと思います。

 

最悪は、「地頭が良いこと」と「精神年齢が低いこと」です。この組み合わせ、もっとも厳しいです。

 

学力を最大限、伸ばしながら、意識の成長をも促していくことが、子どもにとっても世の中にとっても幸せなことだと思います。

 

完全個人指導塾  OEC      下垣  明

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個人指導塾よりも集団塾の方が学習効果があがる生徒さんのケース

私は、個人指導塾を始める前は、画一的な集団塾の授業よりも個々の生徒の実情に合わせた個人指導塾のほうが、効果があがるのは、自明であると考えていました。

 

しかし 6年間、様々な生徒さんを指導してみて、集団塾のほうが、学習効果がらあがるのではないかと思われる生徒さんも何人かおりました。

 

その生徒さんの特徴を書いてみます。

1    学校の授業内容の70%以上は、理解できるといった一定の理解力があることです。

集団塾は、統一的なテキストを用いた画一的な授業が展開されますので、ついていけることが必要です。

 

2     生徒さん自身の学習へのモチベーションは、低いものの、クラスメートがいたり、同年代の友達がいるといやがおうでも競争心から勉強を行う生徒さんです。

個人指導塾では、隣に友達もいないので、緊張感が欠落して、授業中の居眠りを常習化することもあり得ます。

居眠りの常習化が確立した段階で、個人指導塾は、向かないと思われます。

部活動でとんなに疲れていても、学習へのモチベーションの高い子どもは、居眠りをしません。

 

授業中に居眠りをするか否かが、生徒さんの学習へのモチベーションの高さをはかる指標になります。

 

3   個人指導は、講師(私)との間で、生徒さんと信頼関係が結べるか否かが重要になります。

私は、直近の定期テストの点数アップの勉強と並行して、生徒さんの将来の進路のお話もよくします。学校生活や家庭での学習方法の話もします。私は、生徒さんがより良い未来を描けるように深くかかわります。

そのために、どうしても生徒さんとの相性が大切な要素になります。

若くて生徒さんとの年齢差が低い学生の先生を好む生徒さんがいるのは、当然です。

かっての私は、学生の頃、集団塾の講師でしたから。

 

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上野丘か舞鶴?今の時期、選択の決め手。

内申が、ほとんどオール5の場合、入試得点、240点の目安がつく人は、おそらく、上野丘で迷うことはないでしょう。

 

しかし、模試の得点がやや下ぶれして220点から230あたりの生徒さんは、人によっては、どちらにするか悩むのではないでしゃうか?

 

上野丘高校と舞鶴高校のボーダーラインは、年にもよりますが、10点〜15点異なります。

 

意外と点差が少ないと思われる方もいらっしゃると思います。

 

点差だけに注目すると例えば、150点から170点にあげるのと220点から240点にあげるのだは、同じ20点でも全くそれを実現するための労力が異なります。

 

220点から240点の場合は、場合によっては20%以下の正答率の低い問題も得点化するようにしないといけないかもしれません。

 

特に理科の計算問題、数学の円の難問、英語の和訳などです。150点から170点の場合は、ミスをなくしたり、受験生の正解率の高いけれどたまたま本人が苦手と思い込んでいる科目や項目を見つければ、その克服に邁進すればいいかもしれません。

 

しかし、この時期にきて、上野丘高校か舞鶴高校かを迷う場合は、両校の大きな違いに注目するといいと思います。

 

それは上野丘高校のみが、全国区の学校だということです。大分県内では、舞鶴高校は、名門校ですが、全国区ではおそらく無名でしょう。

 

上野丘高校の上位3分の1以上の卒業生は、九大以上の旧帝大や国立医学部に進学しています。ここの実績が舞鶴高校と決定的に異なります。大分大学熊本大学などの地方国立や地方県立大学の現役での合格率は、舞鶴高校は、立派です。

 

高校時代、部活動も勉強も頑張り、現役で地方の国公立大学に進学するのが舞鶴高校の目指すところであり、県立高校の模範と言えるでしょう。

 

しかし、九州大学以上の旧帝大学や国立医学部の場合は、推薦やAOは少なく一般入試がほとんどです。他県のナンバー1の公立高校の他、全国の難関中高一貫校と戦わないといけません。

 

上野丘高校の上位半分の生徒さんは、きっとそのような全国区の戦いに挑む志を持っているのでしょう。

 

上野丘高校に在席している上位半分の生徒さんが、難関大学を一般入試で勝ち抜こうとする気概を、持っていてそれが、学校のスクールカラーを形成しているのだしょう。

 

逆に上野丘高校の下位半分程度の生徒さんは、難関大学を一般入試で狙うよりも、他校の生徒さんと同じように学校型推薦等を使って地方国公立を狙うのではないでしょうか?

 

この層の生徒さんは、舞鶴、豊府などの生徒さんとほとんど変わらないと思います。舞鶴高校の上位50番くらいの生徒さんのほうが、優秀な生徒さんも多いでしょう。

高校時代に、大きく伸びる生徒さんもいるからです。

 

上野丘高校か舞鶴高校か迷っている生徒さんの選択の基準は、将来をどのような人生をおくりたいと考えているかです。

 

旧帝を卒業して、研究者、日本の超一流会社の総合職、霞が関のキャリア、外資法曹界、医者等を目指す方は、迷わず、上野丘高校を目指して、死ぬ気で数学の難問、英語の英作文、理科の計算をやり抜き、得点20点アップして250点を目指して下さい。

 

上舞コースなんて言う塾もありますが、両校全くの別学校です。勿論、舞鶴は理想的な名門校ですが、上野丘高校のみが、全国区の学校です。

将来に志をもつ生徒さんは、志を抱く生徒が集う学校に、進学して切磋琢磨して大きく成長して下さい。人材は、ひとつの場所でまとまって出現することが多いです。。きっと人材を育てる「場」がうまれるのでしょう。

 

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内申が悪くても上野丘高校を逆転合格するには?

上野丘高校を受験する受験生の内申は、オール5の人もいれば、オール4の人もいると思います。例外的にオール3の人もいるかもしれません。入試得点のボーダーラインは、内申点との合計点ですので、生徒の持つ内申点によってかなり異なります。

 

しかも、内申点と入試得点の合計点の真のボーダーラインは、公表されていないので、様々な悩みや憶測がうまれるのでしょう。

 

ボーダーライン付近の内申点の平均は、4.5程度、入試得点240点と推測します。

 

すると内申4の生徒は、250点、内申3の生徒は、270点がボーダーラインになります。

 

240点は、300点満点のうち8割の得点ですが、内訳を考えると、例えば、社会、理科を9割取れば、国語と英語は、8割、数学は、6割又は、

英語は、8割、国語と数学は、7割等、得手不得手に応じて様々なバリエーションを組めます。

 

特に大分県立入試の数学は、正答率は、70%以上の問題と20%以下の問題に別れます。

数学の入試得点を80%以上取ろうとすると、正答率20%以下の問題にもきりこんで得点化しないといけません。

 

内申のよくない生徒さんが逆転するためには、つまるところ、数学の正答率20%以下の問題に切り込むということかもしれません。

 

大分県立の難問は、過去問を見ると、似たような問題が出ています。

つまり、同じ難問でも新傾向又はオリジナルな難しさではなくて、過去問にヒントがあるということです。円の幾何の難問、関数の図形の絡む問題等、パターンが見事に決まっています。

過去問をピックアップして、集中的に研究すれば、かなり対応できると思います。

 

内申の良くない生徒さんが上野丘高校での逆転を果たす鍵は、パターン化した数学の難問の攻略かもしれません。

 

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当塾では、「対話的学び」をどのように実践しているか?

当塾は、私ひとりが講師であり、完全個人指導塾です。

 

授業は、常に生徒さんとの対話からなりたっています。

新しい単元の先取り学習をするときは、例外的に私のほうから、一方的に教え込む場面もあります。

 

しかし、ペースとなっているのは、生徒さんと私の対話です。

 

数学で同じ単元の同じ教材を使用して、授業を展開しても、仮に3人生徒さんがいるとすると、3つの全く異なった授業が展開されます。

 

授業を始める際に、例えば数学の場合、理解しているか否かを確認するツールとして、生徒さんが、解答プロセスを言語化できるか否かを確認します。生徒さんは、自分自身では分かっているつもりになっていても、他者(私)に説明を求められた場合に、上手く説明できないことが多々あります。

 

言葉は、論理ですので、他者に上手く説明できないということは、生徒さん自身が、頭の中でまだ、解答プロセスが整理ができていないことになります。

 

自分の顔を見るときに、鏡を通してしか自分の顔が見えないように、他者に説明する言語スキルやテスト結果が鏡になって、生徒さんは、自分の理解度を客観的に認識できます。

 

難しい問題に出くわすと、生徒さんとどこが難しく思えるか徹底的に話し合います。問題の題意を掴むことか?発想力か?計算力か?スキルか?等の意見交換をしながら、生徒さんの感じる難しさを私も共感できるまで深めます。そのうえで、私が、一方的に教え込むというよりは、生徒さん自ら、解決策を発見できるように様々なヒントを出しながら誘導していきます。

 

そのほうが、時間はかかっても、生徒さんの思考力、判断力、表現力を醸成することができます。

 

思考を深めると同時に、複眼的思考もできることを目指します。そのために、私との対話を深めることにより、生徒さん自身による新しい発見ができるように指導していきます。

 

完全個人指導の場合、生徒さんとの対話こそがペースになります。

 

社会が成熟化に伴い、子ども達も多様化しました。同じ課題をさせても、難しさの感じ方も一人ひとり異なりますし、理解に至る方法も細かくみるとみな異なります。

 

当塾の完全個人指導による対話的学び、それこそが多様化した個々の生徒の学びへのニーズを深く掘り下げ、生徒一人ひとりに最適な学びを提供する強力なツールになり得ると考えます。

 

学校という同世代の集まる場も、子どもたちにとって学ぶことは多々あります。しかし、授業については、集団授業ですので、必然的に画一的、均質的になり、個々の生徒の対話的学びに対応するのは、難しいです。

 

逆に、当塾は、完全個人指導塾でもあり、「対話的学び」は、日々の学びの基盤になっています。

 

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公立学校の「対話的学び」の実情

公立学校では、3つの学びが重視されています。

「対話的学び」「主体的学び」「深い学び」

です。

 

ところで、学校現場では、「対話的学び」については、どのように実践されているのでしょうか?

 

「対話的な学び」では、生徒同士の会話するチャンスを増やそうとしています。隣の人と話すペアトークやチームを作って話し合いをする機会はあらゆる教科で増えています。一見するとよく見えますが、実際に学校にいって、生徒たちの話し合いの実態を観察していると、次のような3つのケースに集約できます。

 

「生徒間で、沈黙が続き、生徒はどのように話し合いをしてよいか分からず、気まずい沈黙が続くケース」

 

「一人か二人のよくわかった生徒だけが、独善的に生徒の話し合いの場を完全に仕切ってしまい、他の生徒は思考停止状態のケース」

 

「生徒同士の課題の理解が低いため、しっかりした生徒自身の意見を持てず、話し合いは、ごく表面的でありきたりな内容に終始するか、相手の話している内容がお互いに理解不能になことから、ちぐはぐな問答になっているケース」

 

したがって、授業の時間のかなりの時間を生徒間の話し合いに使ってもほとんど意味がありません。はっきり言って、いまのままでは、全く無駄なケースが多いように見受けられます。

 

「対話的学び」が真に機能するのは、お互いに基礎的な知識は、共有して、言語化能力も持ち合わせ、しっかりした個々のの意見をもち、多様性を認め合いながら、他者と学び合いながら、真の意識の成長をしていこうという志を持ったレベルではないでしょうか?

相手の意見の中にお互いに新たな発見をしてお互いに成長していくレベルです、

 

義務教育や一般の高校教育では、時間の無駄と思われることが、大半のように思われます。

 

なぜ、学校現場では、真の「対話的学び」が実現できないのでしょうか?

 

それは先生方が、真の「対話的学び」を経験したことがないからではないでしょうか?

 

社会にでると、様々な職場の会議では、対話的学びの場面に多く遭遇します。

 

歴史的には、吉田松陰松下村塾は、その典型でしょう。生徒の発表授業を重視した旧制日比谷高校の授業も対話的学びにあたるでしょう。

 

本当に生徒に「対話的学び」を学ばせたいのであれば、一般社会で活躍している人に委ねてみるのもいいかもしれません。

 

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内申書の絶対評価の致命的問題点

公立の小中学校の通知表の評価が、相対評価から絶対評価に変わって久しいです。

絶対評価見直しの声は、ほとんど聞こえてきません。

 

しかし、私は、絶対評価は、とんでない致命的問題点があると考えています。

早期にむかしの相対評価に戻すべきと思います。

 

完璧な評価は、存在しません。

しかし、評価であれば、公平性、客観性、統一性は、是非とも満たしてほしいです。

 

相対評価の時代、いわゆる「1」は、7%つきます。クラスに3人くらい、「1」をつけないといけません。しかし、今は、「1」は、教員が「該当なし」と判断すればつけなくてもいいのです。

 

今は、絶対評価ですから、「1」がついた生徒は、正真正銘の「1」になり、生徒にとっての「1」のダメージは、大きくなります。

相対評価のように必ずつける必要がないのに、敢えて「1」がつく生徒は、相当数いますが、相対評価に比較して、「1」の重みが格段に増したように思います。

 

小学校の通知表には、担任の先生によっては、とても甘い成績をつけます。

評価は、三段階しかないので、普通の児童にも一番良い成績を乱発します。

 

すると、中学校になって5段階評価になってはじめて、きびしい現実が、突きつけられる生徒も沢山います。結構、そのショックは、大きいです。

 

そして、1番問題なのは、この絶対評価の成績を公立高校の入試に使うことです。

 

入試は、とことん、客観性、公平性、わかり易さがもとめられます。

 

しかし、絶対評価の成績は、基準が個々人の教員によっているために、バラバラです。激甘の先生も激辛の先生もいます。

 

そのためには、暗闇での内申調整が行われているのではないかとの疑惑を抱かざるを得なくなります。

 

内申点は、絶対評価のために、客観性を失った評価になっています。これを、1点で落ちたり、受かったりする入試に使うのは、致命的な欠陥と私は、思っています。

 

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