大分市教材「新研究」の問題点

1 「知識」、「知識確認」、「入試問題」の各項目ごとに三段階の構成になっているが、知識の記載方法が煩雑で、あまり整理されていない。つまり、①何が最も大切かよくわからない②解説知識がわかりにくい③知識量自体は、ほぼ適切④「入試問題」と「知識」の関連性がよくわからない。⑤愚直に何も疑問を感じずにやる子どもには、一定の効果はあると思われる。

 

2 基本的に、学校の教員は、この新研究を授業中に解説しない。前回も記載した通り、ただ、答えを転記するだけになっているケースが多い。

学校は、転記の手間だけ子どもにかけさせて、何故、授業中に解説したり、子どもの取り組みの実態について、詳細把握をしようと努めないのであろうか?

 

3 高校受験の為の問題練習であれば、本来は、子どもの持ち味や能力に応じて、様々な選択肢がある方がいい。

上野に行く子どもと評定「3」の子どもが同じ教材である「新研究」をさせるのは、非効率的である。

子どもの多様性にマッチして、市販でも優れた問題集が沢山出て

いるので、学校側は、紹介して、自主的に各問題集をやらせて実態を把握し、それに応じて、適切なアドバイスをすれば、よいのではないか?

 

当塾では、子どもに「新研究」の宿題が出ている以上、解説したり、内容の指導も行う。

しかし、志望校によっては、英語の読解力、数学の応用問題等々、「新研究」だけでは、足りないので、他の市販の問題集も

実施する。

 

 

結論として、学校指定の「新研究」せざるをえないので、サポートはするが、是非、学校には、この「新研究」を使ったイージーな宿題は、やめてほしいと思っている。

 

市販の問題集の方が、遙かに優れているものが沢山ある。