大分市の中学校が3年生で使用している副教材である。
おそらく、各中学校は、県立入試対策として、相応の宿題を生徒に課している。
日々、主要教科、生徒は、この「新研究」に取り組む、というか、生徒によっては、答えを写す作業をしている。
生徒に自主的に採点させて、分からないところは、赤字でそのまま答えを写すように指示している先生もいる。
先生は、宿題を閲覧するが、中身をしっかりと吟味しているわけではない。ただ、写すという作業をした否かだけである。
「見ました」というスタンプが押されている。
生徒のほとんどは、塾にも通っているので、塾の宿題も別途ある。生徒たちは、部活と塾の宿題と新研究の写しに、へとへとになっている。生徒たちが、一番力をいれているのは、塾の宿題ではないだろうか?
「新研究」は、写すという形式さえ、守られればいいと考えているのではないか?
実質がない。
勿論、「新研究」を実質的に活用する方法は、ある。
でも、学校の先生の腕と生徒の意欲のふたつがそろったときであるが、それは、極めてまれ。
私には、現実の姿が痛いように伝わってくる。
少しでも、生徒の負担を減らし、新研究も活かし、効率的な学習をするように、マンツーマンで子どもに最適な学び方そのものを
一緒に追求していく毎日である。