この参考書は、私の子どもにも使った。
4年生から始めるようになっているが、かなり問題は難しい。親子で共同でやれるところは、楽しいところだが。
5年生までに6年生までの学習過程を全て終了し、一年間、総合演習できる。偏差値60前後の中学入試には、幅広く耐えられるようになっている。開成や筑駒や灘は、もっと高いレベルの問題演習も追加する必要があるかもしれない。
大分大附属の対策にもいいが、ここまで労力をかけなくても、附属入試のみであれば、いいのではないか?
四谷大塚の予習シリーズは、首都圏の多くの私立中学は、カバーできるものと思われる。しかし、国立大学附属中学の問題とは、ややずれているような気がする。
四谷大塚予習シリーズのメリットとデメリットをあげてみよう。
メリット
①小学生としては、盤石の基礎力、最高の応用力をつけることができる完成度の高い教材。
②5年生までに小学校全課程、終わるので、6年生は総合問題に特化できる。
③半世紀にわたって、使われていて、偏差値60前後迄の学校であれほぼ全国の有名私立中学校の入試に対応できる。
デメリット
①内容が小学生には、相当難しいので、子どもの大きな負担になる場合もある。保護者の負担も大変大きく、指導しきれずに困惑する局面もある。
②目指す学校の入試問題をあらかじめみて、四谷大塚の予習シーズが本当に相性がいいか確認しないと、効率の悪い勉強を子どもに強いることになる。
③徹底して算数の方式で貫かれているので、子どもによっては、中学校になって代数思考の移行に苦労する子どもも出てくる。