大分市の生徒が過激な部活動で失う大きな代償

いつからでしょうか?中高生の部活動が神聖化されたのは?過激な部活動によって失われた大きな代償気づいている人はごく少数派でしょう。学校では、先生は、「勉強も部活動も共に両立させて120%やれ!」と激を飛ばしていると聞きました。

過激な部活動を中高時代にしてもいいのは、二通りの生徒です。地頭がよくて、記憶力もよくて、ごく少ない勉強時間で十分な勉強の成果をあげることができる生徒は過激な部活動いに勤しむのもよいでしょう。恐らく、大分県の生徒の上位10%未満の子ども達でしょう。このクラスの生徒のみ、過激な部活動に没頭しても将来に大きな損失を被ることもないでしょう。

それと中学校の成績がオール3以下で、各種学校または私立大学推薦または高校卒業後の就職を考えている人は、過激な部活動を心ゆくまで楽しんでもいいと思います。

惜しいと思うのは、上位10%から30%位の生徒です。過激な部活動をせずに、勉学に専念すれば、大分大学、場合によっては、九州大学に合格できる生徒たちです。九州大学に進学すれば、医者、弁護士等の専門職、東京大手町の総合職、国家公務員総合職、大学の研究者等々の仕事が選択肢として視野に入ってきます。しかし、そのことを意識している人は本当に少ないです。

 

学校の教師は、「部活動ができない人は、勉強もできない、部活動ができる人は勉強も、できる、文武両道なんていいますが、真っ赤な嘘です。正確には、これに当てはまる人は、上位10%未満の人だけです。

 

ほとんどの人は、過激な部活動をすれば、受験勉強に専念できません。凡庸な頭で、将来、良いポジションを取りたければ、少しでも上位の大学を目指すことです。就職試験では、東京大手町の総合職等は、九州大学以下の大学には初めから、門戸を閉じてしまう企業も散見されます。

 

中高生の時代に長い人生の方向性が決まります。年収1500万円の仕事かそれとも不安定な年収300万円以下の仕事か。

このあたりの事情は、高校の先生にはわかっていません。学校の先生は、学校を卒業して学校に就職したので、実際の社会の状況を理解していません。

 

能力ある何人かの生徒が、部活動の犠牲になって(本人は勿論気づいていません)自分の実力のワンランク以下の大学に入らざるをえなくなっている例をみました。将来がかかっている勉強とその場限りの部活動の重さは比較にならないと思いますが、私には、今の大分市の現状が残念でなりません。

OEC 完全個人指導塾 下垣 明

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