大分県立高校と首都圏中高一貫校との考え方の違い

この両者の違いは時代を超えて大きいように思います。どちらが正解ということはなく考え方の違いと思います。但し、旧帝大や国立医学部又は早慶等の私立難関は、同じ素養の生徒であれば、明らかに不利になります。

 

1 中高一貫校は、高校2年までに数Ⅲも含め、全高校課程を終了します。高校3年の1年間は、全て受験対策に使われます。

 

2 部活動は中学時代や高校一年までは盛んにおこなわれますが、通常、高校2年の秋には引退して受験勉強に専心します。「部活動をきちんとしない生徒は受験もできない」という意識は、私立の中高一貫校の先生にはないと思います。

 

3 学校の課題は、私立の中高一貫校ではとても極めて少ないです。大分の県立高校ではどこも、これでもか、これでもかという大量な課題を出します。確かに、その通りやっていけば、一定の力がつきます。その場合、課題の内容をきちんと生徒自身が理解して自分のものにした場合に限ります。一緒に配られた答を形式的に写しても何の意味もなく時間の無駄です。私は、生徒と一緒に学校からの課題を解いて、理解しにくいところを丁寧に解説して生徒の理解を深めることに全力投球しています。生徒と対話を通して、数学や理科の深いところまで、学校の課題を材料に理解させるようにしています。

 

4 塾は用途に応じて複数利用します。数学や英語の専門塾や大手予備校等、自由に生徒の必要に応じて複数選んで通っています。一般に学校では、学校しかできないことをやり、受験対策は複数の塾を活用することが多いです。

  塾の講師は、東大博士課程修了者等が多くて、受験に対してだけではなく、本質的な学力形成の大きな力になります。塾講師の質は極めて高いです。

 

5 受験校を選ぶ際に、私立の難関校、早慶、MARCH等も有力な国立大学同様に一般受験の対象になります。早慶の難しさは学部にもよりますが旧帝大並みになります。大分では、圧倒的に国立大学有利です。確かにほとんどの私立大学は願書だせば入学できるので、そのように考えるのも分かります。しかし、早慶やマーチ等は、地方国立大を就面では、遙かに凌駕しているのも事実です。

 

6 就職と学部選びや学校選びの関連をつけている人が多いです。例えば、文系は、就職は自ら就職先を開拓する必要がありますが、理系は研究室の先生の推薦が主です。文系は、業界の選択肢が広い分、あらかじめ業界研究をしておかないと歯が立ちません。このあたりの事情を考慮しながら、理系か文系又は受験校も選んでいきます。


7 国立大学は、旧帝大、中堅大学、地方大学に大きく3つに分類されます。旧帝大は大学の教育機関の他に研究機関の

役割も担い、研究費が多く配分されます。地方大学は、教育機関の役割が大きいです。そのあたりの事情を重視して、首都圏では、国立だから私立よりも上にみるとは、価値観の多様化がすすみ、あまりされていないように思われます。勿論、私立の中でもFランクの大学には、進学する意味を疑問視する人が多いです。

 

 大学選びは、将来の職業に結び付きます。医者や弁護士や教員になるのは、18歳の選択です。また、大手企業の総合職にはいるのか、中小企業にはいるのか、又、技術者になるのか事務職になるのかも18歳の選択です。

 

 また、直接ではなくても、正職員、正社員になれるか否かも学校名と大きく関係します。そうなると生涯総収入額にも大きく関係します。

 将来の様々なことに関係するのが、大学選びです。

 学校の先生は、直接、一般社会の中で、泥にまみれたことがないので、「文武両道」「模試の偏差値至上主義」といった面を主に主張します。

 

 とにかく、生徒の自身の納得のいく人生を歩むために大学選びや進路選びは様々な調査をしてしっかりと選ぶこと

なによりもが重要です。

 格差の広がる時代です。情報リテラシーを磨くのがは必要な時代です。

 私は、目の前の学校の課題を子どもと一緒に解きながら、子どもの学力を高めることを地道に懸命に努力すると同時に私自身の都心での30年にわたる銀行時代の実経験を活かして幅広く進学並びに進路指導もして、子どもに充実した幸せな人生を歩んでいってほしいと強く願っています。

 どうか宜しくお願い致します。



完全個人指導塾 OEC   下垣 明(しもがき あきら)

連絡先     080-6713-4143

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