「集団塾の方が合っている」

と言って昨日、一人の生徒さんが退塾されました。その生徒さんは、3月にとある集団塾から移ってきた生徒さんでした。保護者の方から、以下の2点要望されたことがありました。「小テストをしてください。」「宿題を出して、やらせるように指導して下さい」それに対しての私の回答は、「大手塾のように小テストの結果を「見える化」することは、個人指導の為できません。相対的にいつも何人中何位ということは、当然出せません。しかし、それに代わるものとして、お子さんの学力を高める為に最適な問題をリアルタイムに作成し、その場でやらせています。やらせた結果、できていない問題や分野に的を絞って、再度、リアルタイムにお子さんに最適な問題をやらせます。又は、お子さんの興味ある分野を青天井で伸ばす、長所伸長法を重視します。このように、常時生徒主体のアウトプット指導をオーダーメ―ドで、徹底して実施していく中で、お子さんの学力を最短で高めていきます。

宿題は、出しますが、学校の宿題や部活動もあるので、強制はしません。本人の自主性を尊重して、お子さんの学力を高めるのに適した問題を精選して宿題として出題していきますとお答えしました。

 

小テストは、確かに何人中何番ということをモチベーションにして、伸びるお子さんもいます。しかし、そのようなお子さんは、比較的理解力が早くて、集団授業の内容を余裕で理解できるお子さんです。勉強自体のおもしろさは感じないものの、競争心、ゲーム感覚で、教室の生徒同士で切磋琢磨して伸びていくタイプです。

 

しかし、理解力が早くないけれど、じっくりとマイペースで学びを深めることで、大きくのびるお子さんもいます。友達間の競争よりも学びそのものに興味を感じるお子さんもいます。学年の枠を超えて先取り学習が適しているお子さんもいます。このようなお子さんは、集団授業よりも個人指導の方が適しています。