24年度大分県立高校普通科(大分市内)の志願倍率の考察

24年度の大分県立高校普通科大分市内)の志願倍率について考察してみます。

 

大分上野丘高校  定員301    応募425   1.41倍

舞鶴高校     定員266     応募299  1.12倍 豊府高校     定員112     応募172  1.54倍

大分西高校    定員180   応募294   1.63倍

雄城台高校    定員209  応募262   1.25倍

 

今年度の特徴は、以下の点です。

①上野丘高校の倍率が、1.41倍となり去年よりも増加しました。301人募集に対して425人志願しました。124名の不合格者がでます。こらの為、低倍率により、時空の扉が開くようなことはないでしょう。しかし、ボーダーラインが例年よりも上がることもないと捉えていいのではないでしょうか?

 

舞鶴高校の倍率が、1.12倍となり下がりました。例年ならば舞鶴を志願する層の一部が上野丘高校にチャレンジに回ったと考えて良さそうです。この層が上位層であった場合、ボーダーラインは、若干、下がるかもしれません。大きく下がるかどうかは不明ですが。

 

③大分西高校は、1.63倍と高倍率になりました。大学進学成績が上昇すると志願倍率が高くなる傾向がありますが、大分西高校の場合、別の原因のようです。校風が自由、おおらかであり、愛校心の多い生徒が、多いようです。受験生に校風の面で支持されていることもあるように推測します。

 

④豊府高校は、1.54倍と高倍率になりました。従来は、舞鶴高校に志願していた層の中で、豊府高校に近いエリアの生徒を中心に、豊府高校を目指すことが次第に定着化しているのかもしれません。

それは、本年度の大学進学実績で、九大や東大等の有力大学が舞鶴を越えたことが評価されているのかもしれません。

ボーダーラインは上がる傾向があると思います。しかし10点以上上がるケースは少なくて、上がっても5点、6点といった微調整かと思われます。

 

⑤志願変更の検討に上がるのは、上野丘高校から舞鶴高校  大分西高校から雄城台高校叉は鶴崎高校かと思います。判断は、個々の生徒の事情によって異なるので慎重を期す必要があると思います。

 

完全個人指導塾 OEC    下垣 明

大分市松が丘  携帯 08067134143